第58話 ページ21
A「…?」
私が定春君に手を伸ばした瞬間、目の前が急に暗くなった。一体何が起こったのだろう。
A「神楽ちゃん⁉あの…状況を教えていただいても?」
返事は返ってこない。
A「神楽ちゃーん⁉」
今度は少し大きめの声で、言ってみる。
神楽「…待つネA‼」
神楽ちゃんの少しくぐもった声が聞こえた。…何でくぐもっているんだろう。
そんなことを考えていたら、目の前が明るくなった。そして、万事屋の風景が見える。
A「…あの…一体何が起こったんですか?」
私は取り敢えず、1番気になっていることを聞いた。
銀時「定春が黒ずきんちゃんの頭に噛み付いてた。」
…噛み付いてた?定春君が?大人しそうな、可愛い犬なのに?
A「そんなバナナ…じゃなくて、そんな馬鹿な。」
私はそう言い、噛みつかれたのなら、頭から血が出ていると思い、頭を触り手を見る。
新八「ボソッAさん、あなたはツッコミじゃなくてボケなんですね。バナナと馬鹿を間違えるのはだいぶ古いネタかと…。」
A「…本当だ。血がついてる。…?新八君、何かいった?」
新八「いや、別に、何も。」
A「…そう。」
何か言ってたような気がするけど、新八君が言っていないと言っているなら、仕方がない。
A「どうしましょう、万事屋さん…。こんな頭じゃ帰れません。」
銀時「包帯ならあるけど。」
A「副長に頭を怪我しているのがバレたら、困るんです。実を言うと、副長に歌舞伎町に行くなと言われてまして…。」
神楽「ひどいアルな。いつか、絶対に痛い目に合わせてやるネ。」
A「神楽ちゃん…そこまでしなくてもいいから…。」
…っていうか本当にどうしよう。まぁでも、言い訳を考えるしかないし…。
でも、取り敢えず包帯だけは巻いてもらおう。そろそろ血が服につきそうだから。
新八「それはともかく、包帯だけは、巻いちゃいましょう。」
そう言い、新八君は包帯を持ってきた。そして私の頭に手際良く巻き始めた。
万事屋ではよく人が怪我をするのだろうか?新八君はとても手慣れた様子で、包帯を巻いていく。
その横で、万事屋さんが、私を慰めようとしている。
銀時「気にするな。銀さんもぱっつぁんも最初はそうだったからな。」
A「ぱっつぁん?」
新八君のことかな?
神楽「駄メガネのことアル。」
新八「ちゃんと、新八って言え‼」
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さどぱか(プロフ) - 朝見たら、君の作品が更新されてた!見てきます!あと、コメントありがとう!(KYSさんが大好きなあなたのリア友より) (2020年2月6日 6時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ少年(プロフ) - やあ☆((ごめん。ンンッ続編おめでとおおおおおおうッッッ!!!お気に入りとかしといた!!頑張れ!!あと私の作品のコメントありがとう!!(リア友より) (2020年2月6日 0時) (レス) id: 4071674049 (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - アリサさん» 続編も読んでくださり、有難うございます。 (2020年1月9日 17時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - えっ.....。 このお話、、、めっっっちゃ好こ。 (2020年1月6日 23時) (レス) id: c696a7446c (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - 猿山のゴリーランドさん» コメント有難うございます!コメントしてくださって大丈夫ですよ!これからも更新頑張るので、よろしくお願いします! (2019年12月29日 15時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時:2019年12月28日 20時