第53話 ページ15
私が資料室に入っても誰もいなかった。中身も私が入った時と変わっていない。
私はこの前本を取った攘夷志士コーナーに行った。そこのコーナーを探すと、「神真予言書を崇める会」についての本が2、3冊ほどあった。
私はその中から1番薄い一冊を取り出し、薄暗い資料室を出て、廊下へと出た。
私はそのまま自分の部屋へと直行し、座布団の上に座り、資料を読み始めた。
〜1時間半後〜
資料は薄い割には中の文字の量や情報量が多く、読み終わるのに1時間半もかかってしまった。
で、「神真予言書を崇める会」(以下:崇める会)についてまとめると、こんな感じ。
・神真予言書を崇めている。
・神真予言書に『攘夷志士が衰退の一途を辿る』と記されており、攘夷志士が減り、活動がしにくくなる前に出来る限りの活動しようとしているらしい。
ここまでは副長からも聞いたが、ここからはこの資料を読んで知ったことだ。
・崇める会のリーダーは男で、名前は
名前の見た目だけは女に見えるけど、名前の振り仮名を見ると、名前が男っぽい…。不思議だ。
・ただし、予言書に書かれていることなら、人助けを行ったり、前もって注意を呼びかけたりしているらしい。
予言書を利用した人助けか…。そして助けられた人が崇める会に入ることがあり、勢力を拡大しているようである。
・どうやら予言書にはこれ以外の最も大きな予言が書いてあるらしい。どうやら、幸せになる方法らしいが、詳細は不明。
幸せになれる方法が書いてあるのか…。詳細は不明と書いてあるが大方攘夷関係かもしれない。
でも、神様が攘夷を望んでいるのだろうか。そうじゃないと、攘夷=幸せにはならないだろう。
そういえば神様から能力の補足説明があったときに聞いておけばよかった…。
神様は攘夷についてどう思っているのだろうか。
それはともかく、無断で持ち出してしまったこの本を返しに行かないと。
私はそう思い、自分の部屋から出ると、出た瞬間に人にぶつかった。
A「ごっ…ごめんなさい‼」
私は謝ってお辞儀もしたのだが、お辞儀をしている間にその人は何処かへ消えてしまっていた。
足元には
《ぶつかってすみません。》
と、書かれた紙だけが置かれていた。
それはともかく、さっきの彼は誰だったんだろう。こんなに早くいなくなるなんて…まさか…忍者なのか?
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さどぱか(プロフ) - 朝見たら、君の作品が更新されてた!見てきます!あと、コメントありがとう!(KYSさんが大好きなあなたのリア友より) (2020年2月6日 6時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ少年(プロフ) - やあ☆((ごめん。ンンッ続編おめでとおおおおおおうッッッ!!!お気に入りとかしといた!!頑張れ!!あと私の作品のコメントありがとう!!(リア友より) (2020年2月6日 0時) (レス) id: 4071674049 (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - アリサさん» 続編も読んでくださり、有難うございます。 (2020年1月9日 17時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - えっ.....。 このお話、、、めっっっちゃ好こ。 (2020年1月6日 23時) (レス) id: c696a7446c (このIDを非表示/違反報告)
さどぱか(プロフ) - 猿山のゴリーランドさん» コメント有難うございます!コメントしてくださって大丈夫ですよ!これからも更新頑張るので、よろしくお願いします! (2019年12月29日 15時) (レス) id: c1e220a435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さどぱか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/O1rSdKG5jR4/
作成日時:2019年12月28日 20時