お願い、私に関わらないで

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SJ「席替え、本当にショック」

「私もショック…なんであんな席に…」




前の席がまるで嘘みたいに地獄だ。

いや、絵面としてはイケメンとイケメンに囲まれた天国だけど、中身が悪魔とド変態だからイケメンキャーだなんて言ってられない。




SJ「よりによってハルトとジョンウだなんて。せめてヒョンソクとかマシホが良かったなぁ」

「ヒョンソクもマシホも優しいもんね」

SJ「ま、本当は俺が近くにいたかったんだけど」

「ジョンファン……」




なんでそんな恥ずかしいことをサラッと言ってしまえるんだろう。

やっぱりジョンファンが本物の王子様だ。ジョンウは偽物。だってこんなにかっこいいだなんて聞いてない。




SJ「そういえばバスケの突き指生活に支障でてない？」

「あ、平気だよ」

SJ「前に転けた膝も痛々しいし、Aちゃんドジなとこあるから気をつけてね」

「だ、大丈夫だよ」




今朝ジュンギュにも同じ心配されたばかり。

やっぱり私ってそんなにマヌケなんだ……。




SJ「あとここ」

「へ」

SJ「……早く消えて欲しい」




トン、と鎖骨辺りを指さされて、嫌でもハルトに噛まれた時のことを思い出した。

なんだか気まずくて「あ、あはは！ほんとだよね」と誤魔化すと、「俺が1番近くにいるのに」と拗ねた顔をするジョンファンが可愛すぎるから一生保護したい。




SJ「これからも俺が1番近くにいるよね？」

「も、もちろん！ジョンファンすごく優しいし頼りになるからそばにいて欲しいよ！」

SJ「ならよかった」




天使みたいに微笑むから、もうジョンファンは天使ってことでいいと思う。異議は認めない。




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