お願い、私に関わらないで

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胸ぐらを掴む手を掴んで「シワになるから」と離させる。

ジョンファンはギギギと睨みながも手を離す。

言葉と行動があってない。そういうとこが可愛いんだよな。




HS「ね、ジョンファンの恋はもちろん応援するけど俺より先に牽制するべき相手がいるんじゃないの？」

SJ「……」




「ハルトとか」そういうとジョンファンはデカイ舌打ちをする。

おい仮にも御曹司だろ？お母さんが見たら泣くぞ。




SJ「クソ……やっぱり先にあのうんこ野郎をどうにかしないと」

HS「うんこって」

SJ「パクジョンウもだ。あいつ、距離が近すぎる」

HS「お前も人のこと言えねぇよ」




みんな男に耐性がないAちゃんの真っ赤になる顔が可愛くてたまらないんだろうな、知らんけど。

顔は中の上の当たり障りない感じ。

体型は少しふわっとしてて抱きしめたくなる。

極上級の美人もいいけど個人的にはAちゃんみたいなザ可愛い子の方がタイプだ。だからジョンファンたちの気持ちも少し分かる。


時計が8時半を指した時、朝のホームルームの予鈴がなる。

ウユを買って急いで教室に戻った。




「あ、2人とも遅かったね」

SJ「自販機混んでてさ。Aちゃんもうバナナウユ飲んじゃった？」

「ううん、まだあるよ」

SJ「よかった。じゃ乾杯して一緒に飲も！」




嬉しそうに猫かぶって笑うジョンファンと、これまたなんにも気づかず嬉しそうに笑うAちゃん。

分かりやすいなぁ。2人ともかわいい。

ホームルーム中も隣の席同士コソコソと話してて微笑ましいことこの上ない。




SJ「じゃ、かんぱーい」

「乾杯〜」




ホームルームが終わってウユをくっ付ける様子を見守っていたら、「あ、バナナウユ！」とジェヒョクが近づいていく。




JE「俺バナナウユ大好きなの！Aちゃんひと口ちょーだい！」

「えっ、あ、うん、」

SJ「えージェヒョクたまには普通の飲みなよ！」




Aちゃんからバナナウユを奪い、自分のウユをジェヒョクの口にぶち込むジョンファンの遠慮のなさ。

驚く2人に構わず、「俺も1口貰ってもいい？」と言いながらジョンファンはバナナウユを飲む。

間接キスを意識したAちゃんの顔は真っ赤だった。


…ちょっと単純すぎないか。心配だぞ。




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