其ノ拾仇 自己紹介壱 ページ19
月「座るといい」
愛華「ありがとう」
月の隣に座る
月「即席で集めたからな。この位しかいないが」
愛華「もっといるってこと?」
月「俺の家族は総勢八千万位だろうか」
愛華「八千!?」
月「嗚呼」
愛華「そんないるんだね……」
月「ここにいるのはそのうちの数人」
アル「私から自己紹介をしよう。改めて私はアル。アルシュタック・ドラゴン。種族は磯女(いそおんな)と姥ヶ火(うばがび)の子だ」
後半ちょっと何言ってるか分からないけど……
愛華「よろしくお願いします」
と、アルさんの隣にいた赤髪の男の人が立ち
カル「次俺!俺はカル!よろしくな!!あ、俺はアルの弟!!」
愛華「弟いたんですね!」
私は目を光らせる
アル「あぁ」
アルさんはカルさんを座らせる
カルさんは隣にいた青髪の男の人の背中を叩き
カル「次はウミな!」
ウミ「お前が勝手に決めんな……ウミシーク・ドラゴンだ」
淡々とそう告げる
「ごめんねぇ〜ウミはコミュ障なんだ〜」
横から声がする
見れば、先程にはいなかったはずの竜ヶ崎学園高等部の制服を着ている青髪の少女
月「クウ、帰ってたのか」
クウ「今さっきね〜。あ、ごめんね、僕はクウだよ!クウシーク・ドラゴン!猙(そう)と蜚(ひ)の子供だよ!あっ、ウミの妹!よろしくね!」
愛華「よろしくお願いします……あの、その制服……」
クウ「うん、僕竜ヶ崎の高等部2年だよー。学校では竜ノ空って名前だけどねー」
愛華「へぇ……じゃあ一個上……」
クウ「あ、ごめんね!僕は17歳じゃないんだ!」
愛華「うぇ!?じゃあなんで……」
クウ「ツッキーの権力を使ってね☆」
愛華「け、権力?」
というかツッキーって呼ばれてるんだね、月。
カル「ツッキーってね?妖怪の中で2番目に偉い妖怪なんだよねー」
あっ、カルさんもツッキー呼び
愛華「2番目……」
イマイチ分かんないけど……
クウ「んっと、妖怪のいちばーん偉い人が妖怪の女王様なの。その女王様の息子さんがツッキーなんだよ」
カル「いわゆる王子だね〜」
愛華「そっか!血の儀式で言ってた!」
『吾、妖界王子ムーン・ドラゴン』
愛華「でも、ムーン・ドラゴンって……」
月「俺の真(まこと)の名だ」
愛華「真の名?」
月「竜ノ月は俺を特定させないための偽名。真の名はムーン・ドラゴン」
カル「王子だから賞金かけられて命を狙われたりするんだよね」
愛華「賞金!?」
カル「妖怪にも色々あるわけですよ〜」
クウ「ま!そういう事で!僕の本当の年齢は469歳だよっ」
愛華「四百!?」
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作者名:ムーンナイト-moonnight- | 作成日時:2018年1月21日 0時