ただのお手伝いですので【時透無一郎】

同じくらいの年かと ページ20

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「俺のことは炭治郎で良い！えっと、Aと呼んでもいいか？」

「はい、もちろん良いですよ。た、炭治郎、くん」

見栄を張ってしまった。本当は、男の子のことを名前で呼んだことなんてないのに！今だって、すごく恥ずかしいのに！


「失礼かもしれないけど……Aはいくつになるんだ？俺と同じくらいだろうか」

「？炭治郎くんがいくつか分からないのでなんともいえませんけど…私は今年で18になります」



少しの沈黙。



「えっ、ええ！？すみません、年上だったんですか…！！？てっきり、同年代かと…！ものすごい友達口調で話して！」

「え、え、そんなに…いいですよ、今さら敬語になっても何だか気持ちが悪いですし…」

「…そしたら、A…A、さん、も」

「A、でいいですよ」

「…Aも、そんな畏まった口調じゃなくても…」

「ごめんなさい、私、こうじゃないと何だか落ち着かなくて。誰に対してもこんな感じなので、気にしなくていいですよ」

「……分かった」

「ねえちょっと、二人した俺を置いてけぼりにするのやめてくれる！？Aさんも！年上だったのね！！？」

「ですから、畏まった感じじゃなくていいですよと。その方が、こちらも気が楽なので」

「優しい…え、これなに…？女神？？」

「……えっと、こういう時は炭治郎くん、どうしたらいいんでしょう」

「無視していていいと思う！」

「ずるい、炭治郎だけ名前で！Aちゃん、俺も名前で呼んでよ、善逸って！」

「善逸くん」

「っはあ、好き♡」

「無視していていいと思う！」



……賑やかだなあ。









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くらげです。
調子に乗って三つも更新してしまいました…

しかもこれただのお喋り回ですよね。時透くんも出てこないし。すみません、かまぼこ隊好きなもので…((



ここでお詫びといってはなんですが、大正コソコソ噂話。


Aさんは今まで周りに同年代の男子がいる環境ではなかったので(自分より大分年上の男性はいたけれども)、ちゃんと話した男子は時透くんが最初だったそうですよ。






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