【ハイキュー】やきもち排球男子

東峰＊羨ましい ページ3

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・東峰旭のやきもち
・リクエストは朱音様より

……………



久しぶりの旭のお家、旭のお部屋、壁に掛かった大きなユニフォーム

見上げながら、何ともなしに小さく呟いた



「旭は背が大っきくて良いね」



＿＿＿のが、きっかけだった



「あさ、ひ……？」



ふわりと唐突に私の体を包んだのは、旭の大きな温もりと愛しい匂い

抱き締められてからしばらくして、おずおずと旭が口を開いた



「俺が西谷くらい小さけりゃ、Aをもっと近くで見れるのに……」

「……へ」

「だってA、こんなに小っこいし……」




心臓に悪過ぎた

急に抱き締めてきただけでもレアなのに、おまけにこんな台詞付きなんて


絶句する私を他所に、旭は堰を切ったように言葉を紡ぎ続けて「この間日向と喋ってた時も顔近かったしさあ」と



「俺と喋る時はいつも見上げて、いやまあ上目遣いは可愛いんだけど」

「あさ、旭！ ストップ！」



でも、と話を止めない旭

どれだけ普段から妬いていたのか、なんて、旭の日頃の想いの丈を思いがけずたくさん聞かされた

ああもう、いつもの気弱な旭はいずこへ

嬉しい半面、レア旭に免疫が無くて、胸がうるさく高鳴って止まない



「分かった、分かったから……！」



必死な私から、ふと体を離した旭と目が合った

と、思ったら「じゃあ」と、今までよりずっと低い声が響いて



「わっ、あさひ！」



反転する視界、背中が床につく感覚、押し倒されたのだと少し遅れて追い付いた理解

そして、深く口付けられた唇

深くて力強い、そして優しい、甘い甘いキスの雨が降り掛かった



「俺のやきもち、受け止めて欲しい」



旭の目はもう獣さながら、けれど、その一方で

私の唇を名残惜しそうに見つめるその表情は、どこか旭らしい優しさも残してる



「押し倒したら、身長差なんて関係なかったな」



なんて笑う旭に、身も心も蕩けていった



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