#ネックレス ページ15
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「襲われてえんなら、素直に云えよ」
いつもの何倍も低い声が耳に届いて、同時に反転する視界、背中に床が着く感覚
目の前には中也の頗る不機嫌な顔があって、押し倒された衝撃で、彼に貰ったネックレスが首元でキラリと揺れた
「ッたく、まーた妬かせやがって」
軽々と片手で絡め取られた両手首
決して逃がすまいとでも云いたげに、床に強く押し付けられて、心臓だけがバグバクと煩く暴れている
「覚悟は出来てんだろうな？」
ごめん、なんて謝罪の言葉を口にする暇もなく、それは中也のものによって塞がれた
深くて荒々しい口付け、いつもより直情的なキスは唇に熱を持たせ、舌を甘く痺れさせる
重なる吐息に溺れそうになりながら、必死に中也の嫉妬を受け止めた
「太宰の野郎と何話してた？」
名残惜しそうに唇が離された後、ぶっきらぼうに一言、投げ掛けられた問い
肩で息をしながら、潤んだ目で中也を見上げて
「だ、太宰が、 " 良いネックレスだね " って」
力なく云うなり、中也の目の色が更に変わった
「へえ、成る程な」なんて低い呟き、その口角が好戦的な笑みを艶っぽく描く
「＿＿＿挑発かよ、良い度胸じゃねぇか」
私の首元にスッと手を伸ばし、ネックレスに触れながら言葉を零す
話はよく見えないけれど何となく判った、これはきっと太宰への言葉だ、ってこと
「……太宰のところなんざ、絶対行かせねえ」
ネックレスを巡って、中也と太宰の間に何かあったりしたのだろうか
キスのお陰でまだフワフワする頭、上手く回らない思考をそれでも巡らせて
みたり、していると
「手前は、＿＿＿Aは俺のもんだ」
ネックレスを手にしていた中也は、その手先で私の頬を撫でた
大切なものを愛でるような、温もりを持つ中也の手
大好きな中也を前に胸が高鳴り出した
「私、中也が、好きだよ」
途切れ途切れながら、切れた息混じりに
それでも何とか確かな想いを届けたくて、中也の瞳をしっかりと見返せば、それはそれは嬉しそうに
「俺も、Aが好きだ」
想いはちゃんと届いた
中也の笑みもすっかり優しくなった
もうそろそろ解放されるかな、なんて、ささやかに夢に見てみる、けれど
「けど、キスだけで許すつもりはねえから」
中也は妖しく口角を緩めた
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留羽謝(ルーシェ)(プロフ) - 中也さんイケメンっ！！ありがとうございます！美味しかったです！！！ (2018年2月8日 22時) (
レス) id: 1767e80507 (このIDを非表示/違反報告)
世界のバカっこ！(プロフ) - 無事死亡。どんぐりさんほんといつもいつも私をキュン死させてしまう作品を作って……有難うございますっ!!中也さんかっこいい夢主ちゃん可愛い。最高でした(震え声) (2017年11月11日 12時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - プロポーズキターーー−−−−−−−−−−−−−ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！ (2017年11月3日 22時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 中也かっこいい！つーかうぶかよ！ (2017年11月3日 22時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
れんれんれれれ(プロフ) - 中也さんがかっこよくて!!中也さん目線の時はかっこよさと可愛さがあったのに夢主目線の時はただただ格好よくて………ドキドキしました!! (2017年11月3日 21時) (携帯から) (レス) id: f40e23ddec (このIDを非表示/違反報告)
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