毒舌度495% ページ9
――…
その日の帰り道、私は一度本校舎に立ち寄る事にした。前の担任であった雪村先生って人の事を少しでも知りたかった。
……初めて集会サボりまくってた事後悔したよね。
カルマと並んで帰り、本校舎の校門で別れようとすると引き止めらる。
「A……そっちは本校舎だよ、分かってる?」
「カルマ君? 君は私の事どこまで馬鹿だと思ってるの?」
「そうだね。通い慣れてる筈の通学路間違えて遅刻する位には馬鹿だと思うよ」
「まぁ冗談は置いておいて」
「否定しないんだね」
「やめろよ。出来なかったんだ」
「で? そっちに何の用?」
「ちょっと人に会いに」
別に何ともない気もしたが、学秀の名を出すと高確率でカルマは不機嫌になってた記憶があって、私はボヤかしたが意味は無かったらしい。浅野クン? と一発で当てられた。素直に頷くと……ほらやっぱり、カルマは明らかにムッとする。
「なんで?」
「何が?」
「なんで浅野クンのとこ行くの」
「聞きたい事があるからだけど」
「……」
「多分この時間生徒会室にいるはずだしね。遅くなりそうだから先に帰ってていいよ」
「……遅くなるの?」
「さぁ? 遅くなりそうならきっと学秀が送ってくれるよ。だから先帰ってな」
「……待ってるよ」
「は? 別にいいよ」
「待ってるから、早く終わらせて来て」
「……そう?」
カルマの剣幕に負けた私は本校舎に駆け込んだ。別に込み入った話をするつもりも無いから一緒に連れて来ても良かったんだろうけど、不機嫌を顔に刻んでる奴を連れてったら私が怒られるんだ。理不尽な。
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葵(プロフ) - あいくさん» ありがとうございます!コメントめちゃくちゃ喜ぶタイプなので嬉しいです!私もコメント躊躇う奴ですけど…笑 イラストまで嬉しいです!頑張って綺麗系目指しました笑 これからもマイペースにやらせて頂きます。 (2018年9月18日 20時) (レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
あいく - 葵さんの小説、いつも読ませて頂いてます!とっても面白いです!結構前から読んでたんですけどコメントする勇気が無くて…。兵藤ちゃんのイラスト、とっても可愛いです!お姉さんっぽい感じですね! (2018年9月18日 19時) (レス) id: fcedbe313e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ルラさん» ありがとうございます!1週間なんて……!更新マイペースなのですぐ追いつかれますね()これからもボチボチ更新していきたいと思います!勉強の小休憩にでもなれば幸いです! (2018年9月10日 19時) (レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
ルラ - 一週間くらい前に読み始めて、あっという間にpart14まで!受験生なのに (2018年9月8日 20時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルラ - 一週間くらい前に読み始めて、あっという間にpart14まで!受験生なのに (2018年9月8日 20時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時:2016年3月15日 16時