毒舌度449% ページ6
・
お店が始まって数時間後。ぼちぼちお客さんも来るが、決定的な何かは起こらない。
「カエデちゃーん。松茸以外のキノコ抜きってできるー?」
「何それワガママだね!?」
「うん。まぁ無理そうならそれでもいーよ」
「乗せないだけだしできるけど……」
「おけ」
さらりとハーフアップを揺らして、Aさんが手書きの伝票を手にまた外に出た。
最初は不安がってたAさんも、大分慣れたのか手早く注文を取って要望を伝えて、対処してと……中々に手際良く働いてくれている。意外と要領がいいのだ。
……まぁ、磯貝君やカルマ君の監視があるって言うのも大きそうだけど。
出来上がったつけ麺を受け取り、僕も行かなきゃ。と外に出ようとすると、あーーっ! っと杉野の声が聞こえてきた。思わずどうしたの!? と外に駆け出す。
「修学旅行の高校生! 何しに来たんだよ!」
「あれれ〜? また女子でも拉致るつもり?」
杉野が指すのは数ヶ月前の修学旅行にて、僕らの暗殺計画を台無しにした不良の高校生達だった。
Aさんや他の女子は大丈夫かと、皆の様子を盗み見ると。
「……杉野、知り合い?」
まさか、一番被害にあった筈のAさんが首を傾げていた。
「え、おまっ!? お前が一番大変だったろ!?」
「そーだっけ? 覚えてないって事は大した事されてないんじゃない?」
「……脱がされてたよね」
「思い出した! カルマがセクハラしに来たやつだな!」
「え、悪いの俺? 助けてあげたよね? あれ?」
「私下着ガン見された記憶しかねぇわ」
「それそっちのおにーさん達ね」
「ぶっ飛ばそう。帰れ」
352人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チーズフォンジュ(プロフ) - 葵さん» 出来ました!http://uranai.nosv.org/img/user/data/7/8/e/78e557183b4f678ec005dddf61318fea.png 後から気づいたのですが、髪型の一部を失敗してしまいました、ごめんなさいm(_ _)m (2018年7月6日 17時) (レス) id: f020dc5a97 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - チーズフォンジュさん» ありがとうございます! そう言って貰えると感激ですっ!! イメ画までいいんですか!(( 是非是非描いてやって下さい! とっても喜びます!!(作者が) (2018年7月6日 7時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
チーズフォンジュ(プロフ) - とても面白かったです!更新頑張って下さい!あと、イメ画描いても良いですか? (2018年7月6日 6時) (レス) id: f020dc5a97 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 四葉ゆうさん» 何度もありがとうございます(´;ω;`)ブワッ 力不足ながらも頑張ります! (2018年4月9日 20時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
四葉ゆう(プロフ) - 更新お疲れ様です!応援してます! (2018年4月8日 23時) (レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵 | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時:2016年2月7日 18時