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毒舌度432% ページ36

――…





 皆に一通り謝り、抱擁を受け、しばかれた後、私は烏間先生に今までの経緯を説明して、応援に来た防衛省によって拘束された死神を見下ろす。


「驚異的な技術を持つ男だったが……技術を過信しすぎていた。人間として幼かった。だからスキもあった」

「そーゆう意味じゃビッチ先生と同じかもね〜」

「……うん」


 烏間先生の言葉を聞いて、桃花ちゃんと陽菜乃ちゃんが、気まずそうにこちらを見ないイリーナ先生を指す。


「……けどよ……何でここまで……顔潰してまで技術求める心理がわかんねーよ」


 吉田の疑問に烏間先生が死神から聞いたらしい話を教えてくれた。なんでも、幼い頃に人生観を変える経験をしてしまったらしい。


「……影響を与えたものが愚かだったのです。これほどの才能ならば……本来もっと正しい道で技術を使えたはずなのに」

「人間を活かすも殺すも……周囲の世界と人間次第……か」

「そうゆう事です」


 殺せんせーがペタンと触手で私と……何故か、渚の頭を撫でた。相変わらず不思議な感触で、私はその触手を叩き落とす。

 釈然としない沈黙の中、コツっと何かを蹴る音がした。
 当然俊敏に振り向く私達。


「あ……」


 音を上げた張本人は、やってしまった。みたいな顔をしつつ私達から遠ざかった。


「テメービッチ!!」

「何逃げよーとしてんだコラ!!」

「ひいいぃぃ! 耳のいい子達だこと!!」


 前原と木村君が先導し、皆がイリーナ先生を捕まえる。

 ……そう言えば、私もまだ聞きたい事があるんだよなぁ。
 ふらりとそこに行こうとすると。


「……A、ちょっと話があるんだけど……聞いてくれるよね?」

「げっ……」


 恐喝でもすんのかって笑顔のカルマに腕を掴まれた。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:ラブコメ
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(プロフ) - みすずさん» ありがとうございます! 中々カルマ君が出せないからかやる気が足りず申し訳ない……。これからもマイペース更新ですので時々でも思い出して貰えれば幸いです。 (2018年1月28日 20時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
みすず - 最高でした!カルマくんのベタ惚れ感いいです!これからも応援してます! (2018年1月27日 11時) (レス) id: 32ee314352 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みずさん» お待たせしてすみません!!!!!死神編のやる気でなくて……!()Twitterでもお世話になっています!これからもマイペースな作者を見守って下されば幸いです……! (2018年1月21日 19時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - きゃああああぁあ更新キタアアアア!!!と一人で狂喜乱舞してましたみずです。 (2018年1月21日 17時) (レス) id: 38f9525b82 (このIDを非表示/違反報告)
miku - コメ出来るのは少ないですが、気軽にタメで読んでください。 (2017年12月26日 11時) (レス) id: e73ab21f2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025  
作成日時:2016年1月20日 19時

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