毒舌度407% ページ11
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「――うっさいわクソ原。ぶち転がすぞ」
Aさんのその言葉に僕らは驚きを隠せない。口が悪いんだ。……何時も通りに。
「……Aさ――」
「――馬鹿じゃないの?」
僕の言葉を遮りAさんはそんな辛辣な言葉を述べた。冷淡な顔だったらどうしようとおっかなびっくりに彼女の顔を覗く。
形のいい眉をぎゅっと寄せ、意志の強そうな赤い瞳を潤ませて、僕らの方を心配そうに、申し訳なさそうに向き直った。
「A……」
カルマ君も気付いたのか、鉄格子を挟みゆっくりと近付く。それに続き皆が彼女の名を呼んだ。呼ばれたAさんは困ったように微笑んだ。
感情のない笑顔……なんかじゃない。裏表のない綺麗な笑顔。
「っ……ごめん!」
その直後、Aさんは勢い良く頭を下げた。フードが取れて桜色の髪が広がる。
「A……戻ったの?」
「カエデちゃあああんんんん!!!!!」
「A……!」
「っあ"あぁああああ!! 陽菜乃ちゃんもごめんねぇええええ!!!!!」
茅野と倉橋さんに名前を呼ばれAさんはボロボロと涙を零した。
この様子を見て僕らは確信する。Aさんが戻った……!
「えっ? じゃあお前は何して……?」
「何であんな……」
安心と同時に疑問も押し寄せてきた。いや、元々あったけど、Aさんを見て尚更深まったと言うか。
皆の困惑の眼差しを受け、Aさんは嗚咽をあげ涙を拭い、牢屋の中を指さした。
「うっ……ご、めん。時間なさ、そうだからっ、言えないけどその辺危ないよ」
牢屋の中央部を指され、僕らは素直にその場所を空ける。だって、このAさんは信用して良い人物だから。
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葵(プロフ) - みすずさん» ありがとうございます! 中々カルマ君が出せないからかやる気が足りず申し訳ない……。これからもマイペース更新ですので時々でも思い出して貰えれば幸いです。 (2018年1月28日 20時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
みすず - 最高でした!カルマくんのベタ惚れ感いいです!これからも応援してます! (2018年1月27日 11時) (レス) id: 32ee314352 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - みずさん» お待たせしてすみません!!!!!死神編のやる気でなくて……!()Twitterでもお世話になっています!これからもマイペースな作者を見守って下されば幸いです……! (2018年1月21日 19時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - きゃああああぁあ更新キタアアアア!!!と一人で狂喜乱舞してましたみずです。 (2018年1月21日 17時) (レス) id: 38f9525b82 (このIDを非表示/違反報告)
miku - コメ出来るのは少ないですが、気軽にタメで読んでください。 (2017年12月26日 11時) (レス) id: e73ab21f2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時:2016年1月20日 19時