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「おーけー。そーいえばそんな事カルマに言ったわ」
で? と私は再び聞き直す。するとキョトンと首を傾げるクラスの半数。嘘だろお前ら私の格好見て違和感ないのかよ。
「なんで私がセーラー服なの?」
こういうのは渚の分野でしょ。可愛いし。と付け加える。
「なんでAさんまで僕を指名するの!?」
「私まで? って事はカルマも指名したの?」
「うん。Aが居なかったからね」
「もうちょっと遅く来るべきだったなぁ〜〜」
「もう二時間目の終わりだけどね」
「嘘!? まだ一時間目の後半だと思ってた 」
殺せんせーごめんねっ☆ と適当にウィンクも付けて謝っておく。思い出したように殺せんせーの説教が始まった。可笑しいな。ちゃんとファンサしといたのに。
「……Aさん、セーラー服はもういいの?」
「全然良くない」
殺せんせーのお説教はちゃんと謝ったら許して貰えました。溜息零した所で渚が説明しようかと声掛けてくれる。癒しだ。
「カルマが言い出して二時間目は王様ゲームだったんだよ」
「カルマはどんだけやりたかったの……」
「ホントはA来るまで待ってようと思ったんだけどねー。待てなかった」
「お子様め。んで?」
「チビが何言ってんの? まぁ殺せんせーが人数分のクジ作ってやるじゃん? そのうち俺が王様になるでしょ?」
「なんでそれが前提なんですかね」
「細かい事は気にしないで」
「……で、カルマの命令が12番がセーラー服着る事だったの」
「へー。12番誰だったの?」
私の当たり前の質問への返答はなかった。代わりに皆が私をじっと見る。
「察し悪いね? Aに決まってんじゃん。Aの分の余ったクジが12だったの」
「嘘だろ。そこで私が来たのか、天才じゃん。休めば良かった」
「まぁそんなこと。因みに来なかったら渚が着てた」
「イミワカンナイ!! マジでもっとゆっくり来るべきだった!!!!!」
それで私を見て渚ちゃんは安心してたのね。納得。
……ふざけるんじゃない。
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葵(プロフ) - 百瀬さん» TRIGGER(天にぃ)の夢小説書きたい位にはガチ推しです← 改めましてコメントありがとうございます! マイペース更新ですが、楽しく頑張らせて頂きます! (2018年6月14日 0時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
百瀬(プロフ) - 作者さんもアイナナ知ってるんですか!?なんか嬉しいです。凄く、面白いので更新頑張ってください! (2018年6月13日 23時) (レス) id: 72cebca7cd (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» えっ、何、私何かしたっけ((初めて!?そんな大層なの貰っちゃっていいのかしら有難く受け取ります!!← また今度私も描かせて貰うね!!ありがとう!!! (2018年5月21日 23時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - http://uranai.nosv.org/img/user/data/0/e/3/0e35ac3ebee3e9d12b2dcda3e22b38e1.jpg いきなりごめんなさい…!!日頃の御礼と感謝等をはんぱなく込めて描きました!初めて描いた為見苦しいですケド。いつもありがとう!あおちゃんには感謝してもしたりないです…!! (2018年5月21日 17時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 昨日この作品のシリーズ発見して、2日で読み切りました!面白すぎて!ただ、パート13辺りからパスワード入ってて、正確には読破していません…で、でもそこまでは読んだもん!これからも応援してます。焦らずゆっくり更新お願いします。パスワード外れたら教えて下さい (2018年4月15日 21時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時:2017年11月18日 12時