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ーー…





「だっる……」

「お前なんでそんな女子力ないわけ?」

「あぁん? 誰の所為だと思ってんだよ死ね」


 彦星様に会いたいなぁ……。と譫言の様に呟けばだから働けよと陽斗――兄貴に頭を殴られる。私は後頭部を押さえながらじろりと陽斗を睨んだ。


「痛いんですけど」

「お前が働かねぇのが悪ぃんだろ」

「どーせやっても出来ないんだから!」

「じゃあ練習しろ!」

「お前となんてやりたくねぇっつうの!」


 バン! と機織り機を叩けば壊れるだろ! と再び怒られた。





 下界で言う七月一日。あと少しで彦星様に会う事が出来る。それを考えると胸が踊る。私は鼻歌混じりにその場を立った。何処に行くと聞かれても無視し、私は何時もの場所に向かって歩き出した。





 ――織姫と彦星は一緒にいて、あまりにも働かないから神様が二人を引き離した。しかしそれは尚更二人を働かなくしたので、心を入れ替えれば1年に1度だけ会わせてやる――と言うのが下界に伝わっている伝説らしいが全然違う。

 確かに私達は引き離された。でもそれは働かないからではない。事実私はどっちにしろ働かないのだから。

 織姫の仕事は珍しいはたを織ることらしいが、まず姫が働く事が可笑しいし、何より人5倍は不器用な私がそんな事できるわけがない。むしろ彦星様に教えて貰ってなんとか形になっていた様なものだったのに、引き離されては私が作れるわけなかろう。

 では何故引き離されたか。……実は、私にもよく分からなかったりする。噂によると私の親父がよからぬ話を聞きつけて引き離したとかなんとか。

 ブツブツと文句を言いながらも目的の場所に着いた私は、彼の名前を呼んだ。





「カルマー。遊びに来たよー!」

3→←1 七夕伝説



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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:ラブコメ
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(プロフ) - 浅野月愛さん» こちらでもコメントありがとうございます……! 凄い大胆な盗作宣言頂き光栄ですw勿論読者さん達を信じているので、そんな事はないと分かってます笑 これからも宜しくお願いします。 (2019年1月27日 23時) (レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛 - 七夕伝説が盗作したいくらい好き!あ、いや盗作したいけどしませんよ!? (2019年1月27日 21時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆうゆうさん» ありがとうございます!そう言って貰えて光栄です!現在Par11まで公開しております。徐々に公開予定なのでお待ちして頂ければ幸いです。頑張らせて頂きます! (2017年11月18日 21時) (レス) id: 98185949ce (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アヤさん» 長いよ。え?なにそれ嫌だ…。あー、リンって可愛いね。スラリん(仮)だから略称にするね!やだ!スラリん(仮)でいいの!太郎は嫌! (2017年11月18日 21時) (レス) id: 98185949ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう(プロフ) - とても面白いです!パスワードがかかっている部分も読んでみたいです。頑張ってくださいね! (2017年11月18日 19時) (レス) id: 4e7930216c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025  
作成日時:2017年6月6日 18時

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