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授業が終わった放課後。私はカルマの言葉通り教室に残っていた。何で律儀に残ってんだろ、と思う反面、何か話したい事あるのかな? なんて期待があったり。
授業が終わったなり何処かへ姿を消したカルマを待つべく、私はスマホを弄る。音ゲー始めたらやめなさそうだった為、大人しくオートプレイのあるゲームアプリを起動する。
ゲームをオートにしてその画面をただ眺める。どれくらい時間が経ったのか、教室には私以外居なかった。そのタイミングを見計らってたかの様にカルマが教室に顔を出した。
「……ホントに残ったんだね」
「お前が言ったんだろ」
私は目線を合わせぬよう下を向き、帰っていいんなら帰るけど。と言うと駄目に決まってんじゃん。と上から声が降ってきた。思わず顔を上げるとすぐ目の前にカルマがいる。
「ッ……」
音を立てて椅子を引き、距離を置くように立ち上がるとカルマの表情が険しくなる。明らかに不機嫌だ。
顔を逸らすと名を呼ばれ、手首を掴まれた。
「……何」
「薄々分かってんじゃない?」
教室の空気が張り詰め、私は怯むがそれもホンの一瞬。すぐに離して、と抵抗。すると尚更力が加わってくる。
「……あのさぁ、何なの今日の態度」
「は……?」
それ、アンタが言う? と喉まででかかった言葉をなんとか飲み込む。
「Aの事だから朝は眠いだけだと思ったよ? でも絶対違うよね? 俺が話しかけても逃げる様に磯貝達のとこ行くし? 何であんな明白にイチャつくわけ?」
――昨日私に嘘吐いてデートしてた奴が何言ってんの?
言おうと思っても中々言えない。て言うか、認めたくない。私はカルマから目を逸らし、だんまりを決め込んだ。
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サヤ - 葵さん» ごめんなさい!昨日ずっと試してみたんだけど何か出来なかった。あ!でも遣り方は分かったからまた今度機会があったらやってみるね!御手間掛けさせて死まい本当にごめんなさい。後遣り方教えてくれてありがとう! (2017年5月1日 16時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» マジかありがとー!『占いツクール 画像申請』って検索して、そこに送信するだけだよー。んで、半日〜1日の間に許可がおりるから、それをコピペしてコメ欄にでも貼って貰えれば載せますよー。 (2017年4月30日 18時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - あの…ね、菜花ちゃん情報何だけどメルアド無くてもイラストのURL作れるって聞いて半信半疑であおちゃん宛って言うかあおちゃんの小説の夢主ちゃん描いたんだけど…えーと…殺り方が分からなくて……教えて下さい…。手間掛けさせてしまってごめんね! (2017年4月30日 14時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - はる★暗殺さん» わー!ありがとうございます!!シリアス苦手ですが、リクエスト貰ってチャレンジしてみて良かったです!!次はコメディを書こうかと思っています(( 少々お待ち頂けると幸いです。 (2017年4月9日 22時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
はる★暗殺(プロフ) - 既視感!すっごい感動しました!途中で涙がでました…やっぱり葵さんの作品はとても感動しますね!次の小説も楽しみにしています! (2017年4月9日 22時) (レス) id: 1f35a584e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2017年3月10日 20時