32 ページ34
タクシーの運転手さんにお話まで聞いたもらった上に、思う存分泣いたおかげで少しすっきりした。
『ありがとうございます!』
運「いえいえ...。少しは気が楽になりましたかな?」
『はい!ほんとに助かりました!あ、あの...お礼と言ってはなんですが...こんなもので申し訳ないのですが...』
と言って、私の大好物で常備しているチョコレートを渡した。
運「ありゃ!これはなんと...ほほ...ありがたい...。」
『あ!お代!ちょっと待ってくださいね!』
と言ってお金を取り出そうとすると
運「お嬢さん...お代なんていらないよ...。お代はもう貰ってるからね!」
と言って、チョコレートを見せてきた
『で、でも...』
運「いいんだいいんだ。それより、行くあてはあるのかい?そのための資金にしなさい。」
こんな温かい人がいるなんて...
私は恵まれている...
『ありがとうございます!』
私はまた涙目になって運転手さんに頭を下げた
運「元気でね!」
そう言って運転手さんは去っていった...。
運転手さんの励みもあって頑張れそうな気がする。
頑張らなきゃ...
お金は返さなきゃ行けないんだから...
働くところも見つけないと...
なんて思っていたら
「A?」
誰かに名前を呼ばれた...
でも、聞き覚えのある声...
すぐに誰だか分かった...
なんで、なんで...こんな所で...。
怖くて振り向けなかった...
近づいてくる音がして
「A...だよね?」
彼はもう目の前にいた
私に多額の借金を押し付けて、捨てた
『た、大樹...』
元彼の大樹がいた。
201人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゆ(プロフ) - そうなんですね!すっごく素敵です!!!更新頑張ってくださいっ! (2016年10月24日 21時) (レス) id: fb10959e04 (このIDを非表示/違反報告)
りょーた丸(プロフ) - みゆさん» ちょっと変態で、でもしっかりしてる龍友くんをイメージして書きました。いつもの龍友くんを意識したので、そう言っていただけると嬉しいです! (2016年10月24日 6時) (レス) id: 15c1d920a6 (このIDを非表示/違反報告)
りょーた丸(プロフ) - カエデマンさん» 返信遅れてました!申し訳ありません!頑張ります!これからも応援よろしくです! (2016年10月24日 6時) (レス) id: 15c1d920a6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 龍友くんかっこよすぎます、 (2016年10月24日 3時) (レス) id: fb10959e04 (このIDを非表示/違反報告)
カエデマン - 小説良かったです。頑張ってください (2016年9月12日 17時) (レス) id: 469e32b0ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りょーた丸 | 作成日時:2016年8月26日 0時