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スーパーについて、カゴをカートにセットする。
こうして固まってわらわらと歩いていても、案外気づかれないものだ。
カートを押す近ちゃんがなんだかそのへんの主婦みたいだ、なんて慎吾が笑う。
とりあえず、飲み物と…
9「何？みんな飲むやろ？」
7「そのために車置いたっすけど言うてもあした朝やしそんな飲まん？」
30「まぁそれなりに買っといて飲まなかったら卓んち置いてけば良いんじゃね？」
8「多少飲んでも平気でしょ、今日岡さんいないし」
49「はははは！岡さんいないし…ふふふふ」
8「すぐ目ぇ座っちゃうからもう」
49「ふははは」
9「はい次ー」
爆笑している93年組二人は置いといて、とりあえずビールをカゴへ。
あれもいる、これもいる と、大して必要でもなさそうなものまで吟味して、思い出す。
ソース！
9「ちょ慎吾、ソース持ってきてソース」
49「は？ソース？」
9「頼まれとるけん持ってきて」
49「どこっすかソース」
9「なんかあっちの方。たぶん」
49「めっちゃ適当！！」
9「レジのほういるわ」
パシリやないすか、と笑う慎吾だが、素直にソースを取りに向かう。
飲み物と、適当なつまみを吟味し終え、レジへ。
そうしてしばらくして戻ってきた慎吾の手には、ソースが三種類。
7「ふは、何個持ってんねんそれ」
9「いやおまえなんでみっつなん」
49「えーっ？いやなんかいっぱい種類あったんで卓さんちどのソース使ってんのかわからへんもん」
9「…どれだっけ」
49「いやわからんのかい、はははは」
9「もういいわみっつ買ってこ」
…そんなこんなでドタバタと買い物を終え、やっと家に向けて出発した。
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作者名：まいち | 作成日時：2017年9月15日 3時
