〇 ページ9
Vliveの途中で、頼んでいたルームサービスが届く。
食べる僕を見てヒョンもルームサービスで食事を注文するから、途中でVliveからEATJINへと切り替わる。
そんなこんな在りつつも、JNヒョンをからかったり、いじったりしながら賑やかにliveは進んでいった。
「army達、そろそろ終了するよ。
また、次回のEATJINをお楽しみに！
せーの」
そのJNヒョンの声掛けに僕も一緒になって
「アンニョーン！」
とarmy達に言って放送は終わった。
「はあ。ヒョン酷いですよ、いきなり僕の部屋に来るなんて」
「ごめんって。今度からは事前に言ってから来るから、許してジョングク」
本当に申し訳なさそうに言うから、
「次同じことしたらいくらヒョンでも許しませんからね」
そう言って話を終わらせた。
「うん。
……グク、指輪持ってきてたんだね。
ヒョン初めてグクが着けてるの見たよ」
ほんとヒョンは周りをよく見ている。
指輪を付けてたことはバレていたようだ。
思えばヒョンはわざと僕の部屋に先に入っていって、僕に指輪を外す時間をくれたのだろう。
「ヒョン……気付いていたんですね」
「……うん。良いじゃないか。
とっても似合ってたよ」
ヒョンのその言葉にぐっと来るものがあった。
僕はヒョン達を差し置いて自分一人、家庭を持ったのだ。
正直、結婚したタイミングは良いタイミングとは言えなくて、グループにとってある種の賭けでもあった。
そんな状況でも、僕の結婚したいというお願いを
ヒョン達は一人として否定しなかった。
グループの人気が下がるかもしれないのに。
僕はメンバーに感謝しつつも我儘だと自覚している手前、後ろめたさを感じずにはいられなかったのだ。
だから、彼女との生活についてヒョン達に余り話さなかったし、メンバーが居るところで指輪を着けたこともなかった。
なのに、このヒョンはそんな僕の事をいつも、その広い心で受け止めてくれるのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 797人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優(プロフ) - とても読んでて楽しかったです！続きのパスワード教えて欲しいです！ (2022年2月8日 12時) (
レス) @page37 id: 95db141eb0 (このIDを非表示/違反報告)
美加莉(プロフ) - さくらさん» あ！そうなんですね！！いえいえ、全然大丈夫です！ご対応ありがとうございました😭 (2021年11月23日 21時) (レス) id: d0142f9e8a (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 美加莉さん» すみません！最初に小春という名前で始めた名残で一旦、小春という名前で書いて後で名前変換できるようにしています。ですが、所々出来ていなかったみたいです。サッと直しましたが多分まだ直せていない部分があると思うので、時間がある時に見直して直していきますね。 (2021年11月23日 21時) (レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
美加莉(プロフ) - いつも楽しみに拝見しています！一つ質問なのですが名前の小春というのは主人公の名前なのでしょうか？ (2021年11月23日 21時) (レス) @page17 id: d0142f9e8a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくら | 作成日時：2021年11月15日 19時
