第217話ですよー ページ29
*
兄上をよろしくお願いします、姉...神田さん!なんて、やっぱりキラッキラした笑顔のまま帰っていった耀氏。
君、姉上って言いかけたよね?なんでそんなに気が早いのかな?
あたくすつかれますたわ、と桜花に泣きつくと、黙って相手をしてくれる。いいこ。
お金も払ったし、ある程度パトロールしたし、屯所に着く頃にはもう時間だと思うんだ。てことで帰ろう。
...いや、本当は帰らない方が平和だったんだよ。
神山「神田副隊長ォォォ!!どういうことですかっ!!」
あ「うげっ」
桜花の手入れをして馬房に戻し、玄関開けたら神山。まだサ〇ウのごはんがお出迎えの方が怖くなかったわ。あ、通じない?もしかしなくても古いかな?
神山「なんでお見合いしちゃうんですかァァァ!しかも美男子!!大給なんて苗字嫌ですゥゥ!!自分と全然被ってないじゃないですかっ!!神田と神山って神繋がり神ってるって言えなくなるじゃないですかァァァ!!!」
あ「うるさいうるさい見合いって言ってんじゃないの。苗字変わらないよ。てかアンタと被ってるとかなんか嫌だな。Mが被ってるみたいじゃんか。神神うるさいなぁそのまま神崇めて神隠しにあってろお願い神様」
神山「ありがたきお言葉!!神田副隊長となら神隠しでもなんでも喜んで!!」
あ「いやお前一人」
神山「あ、でもそうですね。神田副隊長も勿論いいのですけど、そのうち...お、沖田副隊長なんて...うおォォォォォォォ!!!!最高っす!!自分天まで昇れそうっす!!」
あ「なんの妄想か知らないけど天に昇るなら昇っとけ」
神山「ようやく...自分の積年の思いが実を結び、晴れて一番隊に沖田2人!!沖田隊長ではなく沖田さんと呼ぶ人は2人とも振り返らせてしまうので我々にAさん呼びが浸透しちょっと恥ずかしがりながらもややこしいもんねと神田いいえ沖田副隊長いいえAさんは微笑むが沖田隊長が黙っていない俺以外にそんな顔見せるなってキャァァァァァァ!!!」
あ「...ごめん、早口過ぎて聞き取れない」
最早一人で悶絶し始めた神山。私まだ玄関なの。靴履いてるの。上がらせて。
私が神山の前から動いてブーツを脱いでても、相も変わらず早口でマシンガントーク。私の名前がちょくちょく出てくるが、聞くだけ無駄な時間を過ごすだろう。
夢中になっているようだから、そのまま放置して廊下を歩いていく。
神山「自分は!!お二人推しです!!!」
と、なんか叫んでいた。
549人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
練紅龍(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» 見事に私のやる気を叩き起こしておられます。ありがとうございます!沖田さん……沖田サァン……ご期待にそえるよう精進します! (6月7日 17時) (レス) @page28 id: 0cf84c7016 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - 感想を毎回、すみません。あれ?オチは沖田さん?と考えが変わったところで次。原作沿いみたいなので、続き楽しみに読まさせていただきます。 (6月7日 11時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 和泉梓さん» ありがとうございます...時間作ってちょっとずつ、進めていきたいです...ありがとうございます...! (2020年6月13日 13時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
和泉梓 - 更新待ってます!頑張ってください! (2020年6月5日 11時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!ぼちぼち頑張っていこうと思いま...頑張っていきます...! (2019年12月22日 22時) (レス) id: 308444a36a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ