第200話ですよー ページ12
鞍の上に立ち、白龍を構える。
トン、と軽く跳躍し、銀さんと男の間にあった細い糸を斬った。
菊花はそのまま走ってもらって、なるべく安全な所にいてもらう。
銀さんの腕や足首は細い切り傷があり、確実に先程の糸によるものだと分かった。
あ「...うちの伊東さんが世話になりました...河上万斉」
ヘッドホンとグラサンのソイツは、黙って私を見ている。
...まさか...！
あ「ちょっと。人と話す時はヘッドホン取りなさいよ。どーゆー教育受けてんだ鬼兵隊。もしかしてそれカッコイイと思ってんの？残念。ただただチャラチャラしてるようにしか見えないよ」
銀時「Aちゃんソレ俺も似たようなこと言った」
あ「...マジかよ。ゴメン今のなしで」
ちょいちょいと肩をつつかれて、恥をかいたことを知らされる。すみませーん、ちょっとでいいんで過去に戻してくださーい。ごっつ恥ずいんで。
河上「...殊勝なラップか」
あ「ん？」
ようやく喋ったと思ったら、意味がわからないことだった。ラップ？どこから聞こえてんの？あ、そのヘッドホンか。
あ「...やっぱりヘッドホンは外そうよ」
にしても読めないな、この人も。何処からくるのか。肘を、足を、呼吸を。河上万斉から目を離さないでいると、彼はフッと笑った。
その瞬間、シャットアウトしていた河上万斉との空間以外の音が聞こえる。
その音は、よりによってヘリのプロペラ。
銀さんの肩をかりて列車の上に跳び、さらに踏み切ってヘリまで飛び上がる。既に第一波が撃ち込まれたけれど、それはもう彼らの悪運を願うしかない。
フロントガラスを突いて破壊し、すぐさまマシンガンを切り刻む。射手も腕に怪我を追わせれば上等。
後ろから何かがすごい勢いで迫ってきたため飛び上がると、ヘリに河上万斉と銀さんが突っ込んできた。
木刀は腹を突き、刀は肩を抉る。
河上「白夜叉ァァ！！貴様は何がために戦う！何がために命をかける！最早侍の世界の崩壊は免れぬ。晋助が手を下さずとも、この国はいずれ腐り落ちる。ぬしが一人足掻いたところで止まりはせん！！
この国に守る価値など最早ない！天人に食い尽くされ醜く腐る国に潔く引導を渡してやるが侍の役目。この国は腹を切らねばならぬ！！」
...そうか。そう、考えてたんだ。最期を美しく、精神ね。わからない訳では無いけれど、私の立場は、その考えに理解を示したら終わりだと思う。
きっと、信念がわからなくなってしまうから。
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練紅龍(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» 見事に私のやる気を叩き起こしておられます。ありがとうございます！沖田さん……沖田サァン……ご期待にそえるよう精進します！ (6月7日 17時) (
レス) @page28 id: 0cf84c7016 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - 感想を毎回、すみません。あれ？オチは沖田さん？と考えが変わったところで次。原作沿いみたいなので、続き楽しみに読まさせていただきます。 (6月7日 11時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 和泉梓さん» ありがとうございます...時間作ってちょっとずつ、進めていきたいです...ありがとうございます...！ (2020年6月13日 13時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
和泉梓 - 更新待ってます!頑張ってください! (2020年6月5日 11時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます！ぼちぼち頑張っていこうと思いま...頑張っていきます...！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: 308444a36a (このIDを非表示/違反報告)
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