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第192話ですよー ページ2

『近藤暗殺を前に不安要素は全て除く。近藤、土方両者と神田が消えれば、真選組は残らず全て伊東派に恭順するはず』


新八「近藤さん土方さんAさんを暗殺?」


『伊東派以外の隊士に気付かれるなよ。あくまで攘夷浪士の犯行に見せかけるのだ。
この段階で伊東さんの計画が露見すれば、真選組が真っ二つに割れる。

近藤の方は半ば成功したようなものだ。伊東さんの仕込んだ通り隊士募集の遠征につき、既に列車の中。付き従う隊士は、全て伊東派(われわれ)の仲間。

奴はたった一人だ』


86.1

確かにそう見えた。


鞍に付けてある(改造した)無線も、そこに合わせてボタンを押した。

もちろん声は出来るだけ低くして。


あ「すんません、俺寝てて話聞いてなかったんスけど、近藤の乗った列車って結局どこ行きなんスか?」


『はぁ?お前減給されるぞ?...まあいい。武州だよ。あのド田舎が古株達の故郷らしくてな。二つ返事で了承したぞ』


あ「へぇ。もしかして列車組って精鋭っスかァ?」


『もちろんだ。あの沖田もいるぞ』


あ「うっわ。それじゃ下っ端の俺は土方暗殺に精を出しますよっと」


『頼んだぞ』


ブツっと無線が切れる。



あ「...銀さん、武州への線路は一本しか通じてないから」


銀時「おう、線路沿いな」


...総悟がいるなら、近藤さんは1人じゃない。百人力でも千人力でもいくらでもある。

いいよな、クソみてェに信用してっからな。



銀時「A」


あ「ん?」


いつもと何ら変わらぬ、死んだ魚の目で見上げられる。


銀時「...大丈夫か?」


...やだなぁ。


あ「大丈夫」


銀さんから目を離してから、答えた。


___死んだ魚なのは、上辺だけだった。


真剣味を持っていて、心底私を気遣っていた。



憤怒みたいなドス黒い感情を通り越して、凍結寸前の水のような冷静 冷酷さ。


そんな私を、見られたくなかった。人から数歩離れたこの心を、見透かされたようで嫌だった。あのまま銀さんの目を見ていたら、思いがぐちゃぐちゃになって泣きそうだった。


銀時「そうか」


ちゃんと前に視線を戻す銀さん。


...ああ、絶対見抜かれた。

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練紅龍(プロフ) - めぐぽん(*´・∀・)さん» 見事に私のやる気を叩き起こしておられます。ありがとうございます!沖田さん……沖田サァン……ご期待にそえるよう精進します! (6月7日 17時) (レス) @page28 id: 0cf84c7016 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - 感想を毎回、すみません。あれ?オチは沖田さん?と考えが変わったところで次。原作沿いみたいなので、続き楽しみに読まさせていただきます。 (6月7日 11時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 和泉梓さん» ありがとうございます...時間作ってちょっとずつ、進めていきたいです...ありがとうございます...! (2020年6月13日 13時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
和泉梓 - 更新待ってます!頑張ってください! (2020年6月5日 11時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます!ぼちぼち頑張っていこうと思いま...頑張っていきます...! (2019年12月22日 22時) (レス) id: 308444a36a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:練紅龍 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年2月17日 21時

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