【d!/短編集】色んな君を見せて【合作】

やっぱり勝てない/os ページ13

『う〜ん⋯⋯』


誰もいない部屋で、1人考える私。
いや、悩んでると言った方が正しいのか⋯⋯？

そして、その原因とも言える人物は、私の彼氏のオスマンだ。
いや別に⋯浮気されてるとか、そういう訳では無いんだけど⋯⋯


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


os「かわいいめぅ！」

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os「Aちゃんは優しいめぅ〜」

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os「いい子いい子！」

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『⋯⋯///』


そう、めちゃくちゃ甘やかしてくるのだ。
褒められたり甘やかされる事は嫌いじゃないし、逆に嬉しい。
でもさぁ⋯毎回私は何も言い返せずに赤面するだけって割に合わなくない⁉︎
だからやり返ししたいんだけど⋯⋯


『⋯⋯ん〜〜⋯でもな〜、、』


ちょうど良いのが無いんだよな⋯。
マンちゃんは私以上に女子してるし、プラス⋯語彙力？みたいなのがすごいからな⋯
普通の彼氏と同じような事してもあんまり意味無さそうだし、下手したら返り討ちに遭うし


『んあ〜〜〜‼︎』


ベットに飛び込んでも、マンちゃんがくれた緑のオウムの人形に抱きついても、やっぱり何も思いつかなくて。


『⋯⋯ん⋯』


気がついたら、ぐっすりと眠りについてしまっていた。





《次の日》


『⋯⋯成功するかな⋯』


下のリビングに降りればマンちゃんがいる。
この前のデートで買ってくれたワンピースを着ているから、多分何か言ってくれるはず！
そこで仕掛けるんだけど⋯⋯
上手くいくかな⋯⋯


『と、とりあえず行ってみよう‼︎』





・

・

・




『マンちゃんおはよ〜』


os「ん、おはy⋯⋯⋯‼︎」


『えへへ、どうかな？』


目の前でくるくる回ると、頬を薄く染めて目を見開くマンちゃん。
いつもならここで⋯⋯


os「ちょ、膝乗せてもええ？」


『うん！いいよ〜』


やっぱり今回もだ。
マンちゃんは、私がおしゃれしたのを見せると必ず膝に乗せたがるのだ。


os「ん〜⋯⋯良い匂いするめぅ⋯」


『くすぐったいよw』


後ろから抱き締めながら私の肩に頭を乗せて、息を吸うのもいつものマンちゃんスタイル。
最初は戸惑ってたけど、もう慣れたんだよな⋯


os「ん〜〜〜！か〜わいいめぅ‼︎」


『‼︎』


os「好きやわぁ⋯⋯」


⋯⋯よし、作戦開始‼︎

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