異能力:ドラ○もん (ページ21)

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私と猫と福沢さんとページ21

リクエスト消化
・号様、オカン組様「社長との絡み」
・水飴様、カコ様「ほんやくコンニャク」

※まとめさせて頂きました

・

私にはお気に入りの公園がある。

小さな空き地に土管とタイヤが転がっているだけの、公園というには少しお粗末な空き地かもしれないが、私はこの場所をとても気に入っている。

その理由には、勿論落ち着くっていうのもあるけど、

「のび太～、スネ夫～、ジャイアン～、しずかちゃ～ん～」

にゃーん

そう。

此処にはよく、このかわいいかわいい子猫たちが遊びに来るのだ。

いつも寝ていて、何をやらせても失敗する、顔に眼鏡みたいな模様があるのがのび太。

いつもお高く気取っているけど案外ちょろい、高級そうな品種の猫がスネ夫。

いつも偉そうに威張っているデカイどら猫がジャイアン。ちなみに鳴き声が酷い。

真っ白な毛並みが美しい、紅一点のしずかちゃん。

ちなみに子猫たちの名前はもともとついていたらしい。

特徴をしっかりとらえた素晴らしい名前だと思う。

閑話休題。

私は今日も彼らに会いに公園に足を運んでいtのだが、

「む...。なかなか難しいな...」

そこには、(´・ω・`)←こんな顔をしたイケメンなおじさま(with猫じゃらし)という先客がいたのだ。

で、出にくい...!

のび太たちと戯れたいのは山々だが、イケメンなおじさま×可愛い猫という尊みの深い癒し光景に私が立ち入って邪魔をするわけにはいかない(使命感)。

少し隠れて様子を伺おう。

私は近くの土管の陰に身を隠した。

・

10分後。

(あ"あ"あ"焦れったいいいいいい)

猫じゃらしを降り、袂から煮干しを取り出したり。

あれから、おじさまはずっと猫に触れようと頑張っていた。

しかし猫たちはどれにもチラッとは反応するのに、すぐに興味を失ったかのようにそっぽを向いてしまうのだ。

また、おじさまもおじさまで、緊張しているのか尋常じゃない殺気がほとばしっているので、猫は若干怯えていた。

しかし私としては、猫たちがツンツンする度に(´・ω・`)こんな顔になるから、心苦しくてしゃーない。

違うんですこの子たち本当はすごく可愛くて人懐こい良い子なんです!!

あと撫でる時はいきなり頭からだと驚くから、背中とかから撫でるといいですよ!

脳内で必死に言い訳とアドバイスを行う。

しかしその声は届かず、彼は立ち上がってしまった。