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「……らいじょーぶです、まだいけますよぉ」
「いや、絶対無理だから！明日気持ち悪くなるよ」
「らいじょーぶ、うふふ」
………私は、完全に『出来上がって』いた。
5人が止めに入っても飲むってきかなくて、ついつい飲ませた結果、ベロンベロンになるまで酔っ払ったらしい。
「……ここまでとは」
「だから俺止めたのに！翔ちゃんのせいだからね」
そんな会話が、遠くのほうで聞こえる。
私の場合、めちゃくちゃお酒に弱いくせに、酔っ払うと飲みたがるという、本当にめんどくさい酒呑みに変わってしまう。
「Aさん？立てそう？」
「……うーん…たてます、たてますからぁ」
相葉さんの問いかけにボーッとした頭で返事をしながら、机に体重をかけて、立ち上がろうとする。
でも、挑戦虚しく、足元がふらついて、また椅子に座るを繰り返す。
「んふふ……もういっぱいくらさい…」
「もうだーめ」
私が持っていた空っぽのグラスを、相葉さんがひょいと取り上げる。
「あっ、とっちゃやだ……」
思わずそんなことを言ったらしい。一瞬フリーズしたような相葉さん。
「……そ、そんなこと言っても、だめだからね」
そんな声も、頭の働いていない私には届いているはずもなくて。
こっちを見つめる相葉さんを、私も見つめ返す。
……綺麗な瞳だなあ、なんて、酔った頭で考える。
画面を通して見るより、直接会った方がいい、って本当かも、なんて。
「……あいばさんの目、きれいですね…ふふ」
「……えっ！？……ちょ、翔ちゃん席変えてくんない！？」
何やら焦った様子の相葉さんを、ぼんやり見つめる。
……何でそんなに顔を紅くしてるんだろう。お酒飲みすぎたのかな。
「……相葉さん、まさかオチたんじゃないでしょうね……？しょうがないな、俺が替わってあげますよ｣
相葉さんの向かいで静かにしていた二宮さんが、席を交替した。
「Aさんて、下の名前はなんていうの」
「なまえですか？……Aっていいます…」
「Aちゃんね…可愛いじゃん」
「ん〜、そうですかぁ……？ふふ、ありがとうございます」
朝は、二宮さんはゲームしてたから……覚えてるわけ、ないか。でも、名前褒められちゃった。なんだか、嬉しいな。
……そして、二宮さんの綺麗な眼が、私を覗き込んで言った。
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なの(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます！！移行しましたので、そちらでもよろしくお願いします〜！！ (2018年10月15日 20時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 続きが気になる〜〜！更新待ってます！ (2018年10月15日 15時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - キル・ハーヴェイさん» 嬉しいコメント、本当にありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年10月4日 18時) (レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
キル・ハーヴェイ - 凄く面白いです！引き込まれてしまいました^^更新、頑張って下さい！ (2018年10月3日 21時) (レス) id: ae1f844f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年8月31日 0時
