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「……リーダーはいつもあんな感じだから。
まともに取り合おうとしても無駄だよ」
項垂れている後ろから、声がした。
ぱっと振り返ると、ソファに深く腰掛けた松本さんが、スマホから私へ視線を変えた。
「まあ俺らも、なんで君が送られてきてんのか大体わかるけどね」
……送られてきている、という表現。
もう既に、目的はバレているのかも。
「数ヶ月交代で、アシスタントマネージャー？女の人たちがコロコロ変わって、俺らもそろそろ飽きてきたんだよね。君も、一緒でしょ」
「……」
小松さんは、スタッフの方とお話があるとか言って、私だけがこの4人といる。
「また、数ヶ月で辞めるんだろ。辞めるなら、早い方がいいよ。……どうせ、情報を外部に漏らしたとかなんとかで、解雇されてんでしょ。ま、その前に辞めてもらったほうが俺らも都合いいんだけど？」
……あれ、第一印象は5人の中ではかなりよかったのに、今はもう別人みたい。
自分の思ったことを、直接、ズバズバという。
今の印象では、かなり悪く塗り替えられてしまった気がする。
「松本さんの言う通りかなー。……あんたも、俺ら目当てで来たんだろ」
はっとして声のした方を見ると、ゲームをしていたはずの二宮さんが、こちらをまるで興味が無さそうに見ていた。
「……そんなことはありません。私は、仕事をしに来ただけです。新人ですが、こんな良い機会をいただけたので、任されたことは、きっちりやるつもりです」
「……へぇ」
本当に無関心なんだろう。
でも、今はそれでも構わない。
ずっと憧れていた、マネージャーという仕事に就けたんだから。
私が本気でぶつかりに行けば、絶対に本気を返してくれる。
そんな気がした。
……絶対に、諦めない。
どんなに嫌われたって、気に入られなくたって、必ず手がかりはあるはずだから。
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この後、相葉さんと二宮さんはロケへ、櫻井さんと松本さんも、それぞれ違う仕事へ行く。
ようやくスタッフさんとの話が終わって、帰ってきた小松さんが訊いてきた。
「Aさんも、どこか現場に行きましょうか」
「あ……」
……正直、この気まずい雰囲気の中で、誰について行くかなんて、決められなかった。
誰についていっても、今は相手にしてくれないと思うから。
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なの(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます！！移行しましたので、そちらでもよろしくお願いします〜！！ (2018年10月15日 20時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 続きが気になる〜〜！更新待ってます！ (2018年10月15日 15時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - キル・ハーヴェイさん» 嬉しいコメント、本当にありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年10月4日 18時) (レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
キル・ハーヴェイ - 凄く面白いです！引き込まれてしまいました^^更新、頑張って下さい！ (2018年10月3日 21時) (レス) id: ae1f844f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年8月31日 0時
