大ちゃんってよんでねっ！？(ar×in)６人組シリーズ(１)

大ちゃん３ ページ3

お昼の時間＿＿＿。

オレ、山ちゃん、知念、二卵性双子のゆうやとゆうと
の同じクラスの仲よし５人組で昼飯を中庭で食べる。


「・・・・・。」

「どーした、大ちゃん」と山ちゃん
「大貴が無口ってキモい・・」と知念
「そーゆうなって、ちぃちゃん」とゆうや
「なに？なんかあったの？」とゆうと


「うーん・・いやさぁ・・オレの席の前って、いのちゃ・・ん・・
　 じゃなくて、伊野尾くんじゃん・・」

知念が眉をひそめて・・
「うわーこの人今、仲良くもないのに“いのちゃん”って言ったよぉ・・キモーい」

「ちぃちゃん、まぁまぁ、そー言わないの
　 ・・あっこれ、おいしいよ。ちぃちゃん食べる？」
「うん！ゆうやぁ、ありがとぉー」
と、イチャイチャ、パンを食べだす。


オレはチッと心の中で舌打ちをする。。
「なんだよ、知念もゆうやも、なんでそんなに仲良くなってんの？？
　 イチャイチャしやがってっ！！なぁ！！山ちゃんとゆうとっ！！」

と二人の方を見ると・・・。。
「なんだよ、なんだよ。山ちゃんもゆうとも何ベタベタしてんだよ！」


「ちょっっ！！オレは別にベタベタしてねーしっ！！
　 ゆうとが勝手にベタベタしてくんだよっっ！！！」
と真っ赤な顔でゆう山ちゃん・・・・・。


つかさず知念が
「はぁー顔赤らめて言っても全然説得力ないよ。涼介」と言われ

「うるせぇ」と山ちゃん、ゆうとから離れる。
・・が、また・ゆうとがくっつく、の繰り返し・・・・。


なんだか、２組を見てたら、沸々と
オレのチャレンジ精神が沸き上がってくる＿＿＿。

「よぉぉーしっ！！オレも皆みたいに
　 いのちゃ・・伊野尾くんと仲良くなるぞぉぉ！！！」と叫ぶと

「声、でけぇーよっっ！！」と
４人がツッコミを入れてくれる。


「大貴さぁー」
「なに？知念？」
「・・伊野尾とラブラブになりたいんだ・・？」

＿＿＿＿＿＿＿＿。

「えっっ！？ラッ・・ラブラブ・・・・っ？？
　 ・・・・ま、まさかぁー。お、お友達と・・してっ？？」

「いやいや、動揺しすぎでしょ・・大ちゃん」
と山ちゃんに肩をポンポンとされ・・
うんうん、わかったわかった、みたいな顔で見られる。


「・・・・えっ！・・オレ・・
　 ・・・・・いのちゃ・・伊野尾くんの事・・好き・・なの・・？？」


「知るかぁぁぁぁぁいっっ！！！」
と中庭に４人の声が響き渡ったのは・・言うまでもない・・・・・・。

大ちゃん４→←大ちゃん２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す