君の香りで僕らは息をする(3)（SN） (ページ48)

今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:413,437 hit

＊ページ48

(宮舘side)

パスタ系はあまり好きじゃない。

辛いものも好きじゃないし。

お肉より魚で、パンよりご飯。

まだまだ若いのに味覚は割と大人。

本人が言ってるわけではないけど、いつも見ててこう感じた。

髪は短くてツーブロックにしてる。

左右の耳にはたくさんのピアス。

すごく一匹狼って感じで、

タトゥーの1つや2つ入ってそうな強そうな見た目してるけど、

中身は可愛い女の子で、とても繊細。

今日ご飯に誘ったのは、

今、夜だとどれくらい食べれるのか確認するため。

｢また食細くなっちゃった？｣

(結城)『うん。仕事続いてるとどうしてもね。

1日食べない日もあったし。

でも合間でちょっとずつお腹に入れるようにはしてるよ。

コンビニの野菜スティックが最近お気に入りなの。』

とは言いつつ、忙しいのにAにしては割と食べれてる。

今は時間もあったからかな。

それに今までは隠してたことを、

ちゃんと俺らに言ってくれるようになった。

食が細くなってるのも認めてるし、

今の食生活がどういう状態なのか、

昔のAだったら大丈夫で済んでたところを詳しく伝えてくれる。

(結城)『ごめんね。今の時期はちょっとご飯も入りづらいな。』

｢大丈夫だよ。そうやって伝えてくれるようになったから、俺らも安心してる。｣

(結城)『でもね、ここまで詳しく言えるの舘さんだけなんだ。

ほかのメンバーは、ちょっと怖くて。』

顔にあまり出さないから、俺らも読み取りづらい時があった。

そのせいですれ違いも起きたし、大変なことにもなった。

けど今はもうそんなことなくなってる。

信頼してくれてるんだなって思う。

俺だけに話すところとか笑

その言葉が結構効いたのか、

定期的にご飯に誘うようになった俺も

割とちょろいのかな。