君の香りで僕らは息をする(3)（SN） (ページ4)

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言えるわけが無いページ4

*

身体が重い。

昨日、メンバーの前で立てなくなってしまうほどの症状が出た。

これがなんの症状なのか分かってない。

けど、あそこまで深いものは久しぶりというか、初めて。

その後のことはほぼ覚えてない。

いつの間にかマネージャーの車に乗ってて、

いつの間にか家に着いて寝てた。

メールを見ると、どうやら今日はジャニーさんのお見舞いに行くらしい。

お見舞いってどういうこと？

ジャニーさんが倒れただなんてまだ信じられない。

そんなことを考えると、また身体が震えてしまう。

何も、考えないようにしないと。

*

(岩本)『おはよ、今日大丈夫？どこも痛くない？

しんどくない？』

｢おはよう。大丈夫。ごめんね。｣

マネージャーさんの車に乗る。

照くんの視線が少し痛い。

無理もないよな。昨日あんなことになって。

気にしない方がおかしい。

ぼーっとしてるといつの間にか照くんがすぐ近くに来て私を見ていた。

｢ん？｣

(岩本)『昨日の、ジャニーさんが倒れたって聞いた時の反応、

ちょっと不思議だったなって。』

｢どうして？｣

(岩本)『俺らから見たら、ジャニーさんにはただ懐いてるって感じで、

俺らの声も聞こえなくなるくらいのことになるなんて

俺らの知らない何かがあるのかなって。

まぁ、そのなんだ。ちょっと不安。

それに、俺らに隠してることまだあるのかなーって笑』