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麗日「Aちゃんって子供の時どんなやった？」
棘「高菜いくら！」
葉隠「ホント！？写真ある！？」
棘「明太子、……すじこ」
『(なんか、お兄ちゃん人気者だな)』
夕飯も食べ終わった頃、棘の周りにA組の生徒達が集まってきた。棘の隣にはもちろん憂太もいる。Aはというと、傑の隣で作ったカレーを食べていた。
爆豪「オイ、クソ前髪野郎」
傑「それは私のことかな？爆豪勝己くん？」
爆豪「テメェ以外に誰がいるんだよ」
『(クソ前髪野郎。……相変わらずニックネームつけるの上手いな)』
しばらく沈黙する。爆豪はじっと傑を見つめる。ひと目見て分かった。こいつは只者ではない、と。“とても強いやつ”と判断した。
だから
爆豪「何でもねぇよクソが！！！」
“大丈夫”。そう思った。
『(爆豪くん？)』
そんな爆豪の後ろ姿を、Aは不思議そうに見ていた。
●
『……、ば、くご、…くん、みど、り、や、くん…』
夜。みんなが寝静まった頃。Aはひとり合宿の窓から夜空を眺めていた。そして爆豪と緑谷の名前をひたすら小さな声で呟く。
爆豪ーーA！！ーー
『か、……つき、くん、』
いつか
緑谷ーーAちゃん！！ーー
『いずく、……くん、』
彼らの名前を“言える”ように。
棘「いくら？」
『っ、明太子……』
いつの間にか隣に棘が立っていた。棘と憂太、傑もこの合宿所に寝泊まりしているのだ。棘は久しぶりの妹の横顔を見つめる。
棘「(小さい時はあんなに幼くて可愛かったのに……。いつの間にこんな凛々しくて格好良くなったんだ？)」
『？』
棘「(雄英高校でのAを俺は知らない。どんな生活しているのか、どんな青春を送っているのか。彼らは羨ましいなぁ……。色んなAを見られるんだから)」
学校生活。
体育祭などの行事。
棘「(でも、彼らなら……。緑谷出久と爆豪勝己なら、Aのことを託してもいいかもしれない。五条先生がそう言っていたから)」
五条ーー緑谷くんと爆豪くん。彼らはAの“光”になる存在だ。僕はそう思うよ。だから棘。そんなに心配しないでーー
棘「“緑谷くんと爆豪くんとは仲良いの？”」
『“うん！二人共とても大切なお友達なの！”』
その後二人は他愛もない会話をした。30分後、相澤に見つかり怒られるまで。
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yuumin - ご結婚おめでとうございます！ 更新も無理せず頑張ってください。 (2022年11月30日 13時) (
レス) @page13 id: a4f8ad7b79 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 続き気になる！！！！早くみたいです！！！こうゆうのめっちゃ好き！ (2022年11月25日 23時) (レス) @page10 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫(プロフ) - お大事に… (2022年11月23日 20時) (レス) @page10 id: 987347ef47 (このIDを非表示/違反報告)
なな姫(プロフ) - こうかりとさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年11月14日 8時) (レス) id: 20a4e5146a (このIDを非表示/違反報告)
こうかりと - めっちゃ好きです！早く続き見たいです！待ってます！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page3 id: 9f932c344b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな姫
| 作成日時：2022年11月11日 22時
