358:彼は矛盾さえも乗り越える ページ8
NO side
サンズが部屋を出てからしばらく、
Aの部屋には寝息だけが静かに響いている。
そこに突然音もなく、
黒い穴が出現した。
ーーーーーシュンッーーーーーー
ナイトメア「.....ぁあ?
HE、何だ洗脳してやろうかと思って来たが、
コイツもう寝てやがったのか。」ニヤッ
ナイトメアはあれからムシャクシャして、
しこたまワインを嗜んでいた。
ほろ酔い気分でふと、
Aが今夜油断していたら
洗脳でもしてからかってやろうと言う気分になり、
こうしてAの部屋に訪れていた。
しかし、
目当ての彼女は、まだ時間も早いのに眠っている。
ナイトメア「..何だコイツ....熱があるのか?」スッ
彼はスッと手を出して、
Aの額に指を当てた。
ナイトメア「.....チッ....風邪か。
何でニンゲンってのはこうも軟弱なんだ。
ん...待てよ、
ならいっそ...悪夢でも見せて遊んでやるか。」ニヤッ
ナイトメアはそっとほくそ笑んだ。
さてどんな悪夢を見せてやろうかと
楽しげに思案していると、
何やらAの様子がおかしい。
ナイトメア「......ん....?」
段々と安定していた寝息が乱れ、
額には汗が滲み
瞳からは涙が流れ、体が強ばっていく。
ナイトメア「......何だ...まだ俺は何も...」
その、ただならぬ様子に、
Aの額に触手を当てる
ナイトメア「.....何....
.....コイツ悪夢を見てんのか...?」ピクッ
それも、普通の悪夢ではない。
現実の肉体や精神をも蝕む
ネガティブの浸食による悪夢だ。
ナイトメア「.....おいA
お前この程度で壊されてんじゃねぇよ。」ピキッ
ナイトメアはその瞳に怒りの色を宿すと、
そのままAの夢の中へと浸食を始めた。
ナイトメア「ったく訳が分からねぇ、
何でこの俺が
〔悪夢〕からお前を助けなきゃなんねぇんだよ!!
この貸しは高くつくから覚悟しておけA。」
イライラ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ナイトメア「...で...アイツ何処n..」
ーーーやめてぇぇええ"え"!!!!ーーーー
【キャハハハハハハッ!!あぁ、やっと壊れた!!
さあ一緒に行きましょうね、A】ニコッ
ーーーーーーーブンッーーーーーーー
【......っは?】
ーーーーーーザシュッーーーーー
ナイトメア「...おいおい、
舐めた真似してくれるじゃねぇか」ピキッ
85人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
安い麦茶( ^-^)_旦〜 - これでも兄弟なんだよなぁ。Fell兄弟。 (2022年10月8日 9時) (レス) @page40 id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
Murder(プロフ) - ワオ。同化。。化猫恐ろし (2022年10月7日 16時) (レス) id: 4f353dd96c (このIDを非表示/違反報告)
EDD♚ - えっ………ええええええ⁉(なんだこいつ) (2022年10月7日 12時) (レス) @page36 id: 1e11c6997e (このIDを非表示/違反報告)
安い麦茶( ^-^)_旦〜 - 尻尾、太いのかな?触りたい。 (2022年10月7日 7時) (レス) @page35 id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
シャルロット君 - あの化猫が服従!?!?( 'ω')ギャァァァァァァ!いいね、モフりてぇ… (2022年10月7日 6時) (レス) @page35 id: 7e7a54307b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒猫軍曹 | 作成日時:2022年9月30日 23時