393:エッジのパピルス臭 ページ43
A side
私は後で面倒にならないよう
細かな事は〔はしょった〕。
とりあえず話さなければいけない
私にはガスター博士の血が流れている事、
〔クリア〕の力は言わず、
何故か馬鹿力になる右目の事、
私の主な立場等を簡単に二人に話して聞かせた。
聞いている間、
二人は空いた口が塞がらないようだった。
その内、
マスタードは元々研究者だった事もあってか
私の姿を凝視し
右目の魔力による影響等、
一人でブツブツと呟き始めた。
マスタード「...すげぇな..ニンゲンにモンスターの血を流し込むなんてどうやったんだ..?
それに、肉体を維持してんのもあり得ねぇ、
目ん玉単体にしたらどうなるんだろ...」
『怖い怖い最後のだけハッキリ聞こえましたよ!
私の右目は取り外し出来ませんからね!?』
エッジ「Aよ、
...そうならそうと...
何故もっと早く言わんのだ!」ダアンッ
『ヒッ!?』ビクッ
エッジは静かに顎に手を当てて聞いていたが、
片足を組んで座っていた椅子から立ち上がると
テーブルを勢いよく叩いた。
エッジ「要は貴様、
我輩の妹のような物ではないか!!」
マスタード「...はあ!?
何がどうしたらそうなるんだよパピルス!?」
『....そこら辺はちゃんとパピルスしてるんだね、エッジさんって。』
...何だろう、主な性格は冷酷無慈悲なんだけど、
所々にパピルス臭が...
エッジ「ボスと呼べと言っているだろう
このグズめ!」ボカッ
マスタード「ヴッ..!!な、何で俺だけ!?
コイツだって
お前の事パピルスって言ってたぜ!?」ビシッ
『な!?道連れにする気ですか!?』
エッジ「....A、こっちに来い」クイクイ
『....は、はい..』ビクビク
マスタード「he、ざまぁみろ。
こんなニンゲンが兄弟なんて冗談じゃねぇぜ」ケッ
...マスタードは相当性格曲がってんな....
これでバカだったらまだ可愛げもあるが、
コイツは元科学者だから質が悪い。
高度な見下し方されたら
簡単にメンタル破壊されそうだよ...パリンよ
私はマスタードのねじ曲がった根性に心の中で悪態をつきながら、エッジの方へと近づいた。
『...何でしょうかエッジさん』グッ
....うん、グーパンチされたら歯が無くなって
この歳で総入れ歯になってしまうかも知れない。
私は歯を食いしばって返事を待った。
エッジ「貴様は今日からここに居ろ。
異論は一切認めない、...返事は?」ギロッ
『....ハ.....ハイ..』
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安い麦茶( ^-^)_旦〜 - これでも兄弟なんだよなぁ。Fell兄弟。 (2022年10月8日 9時) (レス) @page40 id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
Murder(プロフ) - ワオ。同化。。化猫恐ろし (2022年10月7日 16時) (レス) id: 4f353dd96c (このIDを非表示/違反報告)
EDD♚ - えっ………ええええええ⁉(なんだこいつ) (2022年10月7日 12時) (レス) @page36 id: 1e11c6997e (このIDを非表示/違反報告)
安い麦茶( ^-^)_旦〜 - 尻尾、太いのかな?触りたい。 (2022年10月7日 7時) (レス) @page35 id: 7220adac43 (このIDを非表示/違反報告)
シャルロット君 - あの化猫が服従!?!?( 'ω')ギャァァァァァァ!いいね、モフりてぇ… (2022年10月7日 6時) (レス) @page35 id: 7e7a54307b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫軍曹 | 作成日時:2022年9月30日 23時