ﾀﾋを覚悟したのに、何故かサンズさん達はモブを守ろうとする。<8>【 Undertale】

387:牙が金色の彼がログインしました。 ページ37

A side






『....ぐる...しｯ!!』ｷﾞﾘｷﾞﾘｯ


二人はお互いを怒鳴り散らしながら戦っている。


お願いエッジ早く何とかしてくれ!!
腰の骨が切れるか

腹が裂けるか

もしくはもれなくセットで裂けない内に!!!



エッジ「........」ﾋﾟﾝｯ



エッジは私の苦悶の表情に気がついたのか、
先程よりも重力操作が弱くなる。



でも、化猫はその時を待っていたらしい



化猫「ありがとうよぉロイヤルガード？
さあお嬢さん!!
我が美味しく...ｺﾞﾎﾝｯ

１つになりましょうねぇ？」ニタア


『美味しく食べるつもりだったんだね!?』



本音はやはりそこかい!!



けど何かを思う暇も無く、

私の体は一気に化猫の口元へと運ばれた。


『!?』ｷﾞｭｯ



ーーーーーﾋﾟﾝｯーーーーー





ーーーーーザシュッーーーー



化猫「イギャァァアッ!!」



『ッウ"!?』ｸﾞﾗｯ




＊＊＊「hehe、
何だか楽しそうな事になってんじゃねぇか。
俺も混ぜてくれよ、ボス？」ﾆﾔｯ




エッジ「....遅い!!
この愚兄め何をしていた！」ｲﾗｯ



突然尻尾が外れバランスを崩した私は
思わず目を開いた。
落ちるかと思ったが、
エッジが操作してくれているのだろう、
そのまま空中にフワフワと浮いている。

ふと下を見ると、
化猫の尻尾は骨が何本も突き刺さっていた。


.....うわぁ.....痛そう...



マスタード「まあそう怒るなってボス、
hehe、よう!
危うく猫のオヤツになるとこだったな？」ﾆﾔｯ



『...助けていただいてありがとうございます、
お兄様。』




マスタード「お、お兄様だあ!?
ウゲェムズムズする！
俺はマスタードだ、
いいか二度とお兄様だなんて呼ぶなよ!!」ｷｯ


『は、はい!すみませんマスタードさん。』



...マスタードは実際お兄ちゃんなのにな。

長いことエッジから呼ばれて無いから
違和感があるのかね、



私がそんなどうでもいいことを考えていると、

エッジはマスタードのフードを掴んで引っ張った。


エッジ「愚兄貴様、
みすみすAを奪われたそうだな？」ｷﾞﾛｯ



マスタード「...へ...へへ、待てよボス？
あれは不可抗力だぜ。」



エッジ「何が不可抗力だ！！
怠けているからこんな失態を招いたのだろう!!
今日はみっちりしごいてやるから覚悟しておけ。」ｷﾞｯ


そう息を巻くエッジに
先程よりも嫌そうに顔をしかめるマスタード。



化猫「....き....貴様
.....よくも我の尻尾を...!!!!」ｼｬｯ


ーーーーブワッーーーー

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