ﾀﾋんで、さあ人生再スタートだ！と意気込んでいたらあっさりサンズに見つかって挙げ句ミラーにその事がバレて...もうどうにでもなーれー。<15>【 Undertale】

710:年取ると小言多くなるよね ページ10

A side









『今後はこのような事が無いように致しますので、

どうかご容赦下さいミラー様...』土下座





ミラー「...次は無いからね...

次同じ事したら地下室で貴女が干からびる様を
高笑いして見届けてやるわ。


....ん...?」ｽﾀｯ







―――――スタスタ――――――







『...妹が恐ろしいよぉぉ...』ｶﾞｸﾌﾞﾙ






――――――ガシッ――――――






『!?え?』ﾋﾞｸｯ






ミラー「....ねぇ、この時計何??」ｼﾞｯ





『...あ、あぁ、これ?...えっと、

今日野菜市で仲良くなったオバサンから頂いたの。

息子さんがもう使わないんだって。

私こう言う時計好きだから、』






ミラー「...ふーん、
でもこれブカブカじゃない?」ｸｲｯ






『..今日貰ったばかりだからね、
今度時計屋さんに行って調節してもらうよ。』






ミラーは少し気に入らないような顔をしていたが

私がそう言うと納得してくれたようだった。






...実はこの言い訳は、サンズの提案。




ミラーは少しの間その時計を凝視して、

勝手にスイッチを触りだした。



この時は緊張が走ったけど、


時計はボタンを押しても光るだけで、

通話やメールの画面が出てくる事は無かった。








ミラー「....ふーん...

..まぁいいんじゃない？」ｽｸｯ





『....』ﾎｯ





ミラー「クソダサイけど、

〔お姉ちゃん〕には似合ってるよ！」ﾆｺｯ





『..シンプルに傷つくけどアリガトウ...』







――――――ピコンッ―――――――







ミラー「...メール...?

じゃあA、
その野菜で美味しいお昼お願いねー！」ﾋﾗﾋﾗ







『....かしこまりました姫....』














...うぅッ...案の定ボロクソに言われたが、


少しは発散出来たのか、

幾分ミラーの機嫌は良くなったようだった。








...良かった、


てっきりグーパンチが飛んで来ると思ってたが







私はとりあえず難を逃れた事にホッとため息をつき


ミラーの為にお昼の支度を始めた。













――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

NO side








ミラー「...ったくAにも困った物だわ
あんなダサイ時計なんて貰ってきて。

そもそも、そのどら息子が
どんなヤツかも分からないじゃない、
私なら地面に叩きつけるわ！


..大体電話したら一発で出なさいよバカ..」
ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ











ミラーは最近小言が増えた。

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