ﾀﾋぬ日が近づいたので姿をくらまそうとしたらサンズ達に捕まりました。<12>【 Undertale】 (ページ6)

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556:その子は何処の子...? ページ6

NO side

警察官の立ち入りによって、

店で暴れた人間達は連行されていった。

その内、女の子の首を締めた男は、

彼女をギロリと睨むと恐ろしい捨て台詞を吐いて
パトカーに乗せられた後も睨み続けていた。

＊＊＊「.....おぉ怖い怖い...」

警察官X「お嬢ちゃん、
怖がらなくても大丈夫だよ。
あの男達はこれから長い間出てこれない。
それよりも、よく話してくれたね、
君はとても勇気がある！
さ、怪我をしているかもしれない、
一緒に病院に行こうか。」ｽｯ

＊＊＊「あ、もう大丈夫ですよ。
首を締められただけですし。」ｽﾘｽﾘ

警察官X「...え？」

パピルス「X殿ー！お久しぶりー！
この度はご助力感謝しますぞ！」ﾃｸﾃｸ

警察官X「!おおこれはパピルス殿！
何を仰います！
貴殿の部下の者達が武力を行使せず
堪えて下さったおかげです、彼等にとっては
この上無い屈辱であった事でしょう。
此度の彼等の勇姿は我等の部下にも言い聞かせるつもりです！

それに、モンスター保護法の確立まであと少し、
我々も協力は惜しみませんよ！

ここ数年モンスターの皆様には科学の発展だけでなく、警護にまで尽力頂いていると言うのに、

...全く、同じ人間の立場である事を恥じます。」

パピルス「X殿は相変わらず固いね！
新人で会った頃から変わってない気がするぞ！

んー、悲しい事だけど、
モンスターの種族にも悪さを企む者は居る、
何もニンゲンに限った話じゃない！
だからこそ、
俺様達のような兵士が必要なんでしょ！」ﾆｶｯ

警察官X「...パピルス殿...

っあぁそうだ。今回の一件は、
このお嬢さんの証言が大変有力だったんです。
おかげでスムーズに逮捕に繋げる事ができました。
今彼女を病院に連れていこうとしていた所で、」

パピルス「....あーーえっとねー....!
確かこの子は
俺様の知り合いの親戚の従兄弟の娘さんが
お見合い結婚した先に家政婦で働いてる
女中さんの娘さんだったような気がするぞ！」

警察官X「..え、えっ、すみませんもう一度..」

＊＊＊「お巡りさん、
私、パピルスお兄ちゃんと帰る」ｽｯ

警察官が、
パピルスの怒涛の説明に目を白黒させていると、

女の子はパピルスの後ろにテクテクと歩いて行って
その手をギュッと握った。

パピルス「....お兄ちゃん....」ｼﾞｰﾝｯ

警察官X「...いや、でも君はちゃんと病院に..」

サンズ「怪我してんなら
オイラが見るから安心してくれや警官殿」ﾋﾗﾋﾗ