ﾀﾋぬ日が近づいたので姿をくらまそうとしたらサンズ達に捕まりました。<12>【 Undertale】 (ページ47)

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597:...（雨）を待つ少女ページ47

A side

傘の君「...うん...ごめんなさい」

『いや、謝るのは私の方だよ、
今のはぶしつけな私が悪かった、ごめんね。』

私の考え無しの言葉に女の子は泣きそうだったが、

何とか泣き止んでくれた。

...でも、もしこの子が雨が大嫌いなのならだ。

(雨を待つ少女)

ってタイトルを付けた画家は
一体どんな気持ちで付けたんだ...?

性格歪んでない？

ナイトメアって呼ぶぞその画家...

『...もしそうなら、
(雨を待つ少女)じゃなくて
(雨が降らない事を祈る少女)だよね。
私が書き換えてあげようか？』

傘の君「フフッ....ありがとう。」ﾆｺｯ

『...笑ってくれてよかった、
女の子はやっぱり笑顔が一番だよ。』

傘の君「アハハッ貴女だって女の子じゃない、」笑

『...あー、まぁ....そっか。』苦笑

本当の女の子(?)に、

同じ女の子じゃんと言われるのは色々な意味で

メンタルに響く...

――――――――サワッ――――――サワッ―――――――――

傘の君「...！...もう来た..！」

私が自身の実年齢について悶々としていると、

絵の少女が突然とそう叫び嫌そうな顔をした。

....絵の中の森の方を見ているようだけど、

『...どうしたの?』

傘の君「...アレが雨を降らしに来たんだよ...」

『.....来た...誰が?』

絵の少女はうんざりというような顔をしている。

『....もしかして、絵の中に誰かいるの..?』

傘の君「アレはとっても意地悪なのよ!
いつもいつも私に嫌がらせするんだ..」

『....えっと...
雨降らし的なモンスターなのかな...?』

傘の君「私の真上で搾って雨を降らすの」

――――――――シュバッ――――――――

『っ!!!???』

少女の言葉を待っていたかのように、

絵の中から

木の根が私に向かって飛びかかってきた

私は寸での所でそれをかわしたが

とても絵を持っていられずに手を離す

すると根は地面に這いずり

絵画から出た根っ子で辺りは埋め尽くされていく

『....もしかして、

雨って.....血の雨の事...!?』ｼﾞﾘｯ

傘の君「うんそうだよ、
私とアレは人間を食べる絵画なんだ。
人間の血でこの絵画は綺麗に色づくの！
それはいいんだけど、

毎回毎回私の真上で降らすから、
可愛いお洋服が台無しになるの。

アレは知っててわざとやるんだよ!
ひどいでしょ?」

『.....あぁ....って事は..

..........君も喰う側なのね...?』