ﾀﾋぬ日が近づいたので姿をくらまそうとしたらサンズ達に捕まりました。<12>【 Undertale】

581:身勝手なのは承知の上 ページ31

NO side





ーーーーカチャカチャーーーー




『....これで5皿目ですよ...
博士の胃袋どうなってるんです.....』




ガスター「美味しい！
素晴らしいよA君！
スーパーの理論の解説を簡単にしている間に
出来たとは思えないうまさだ！

あ、出来たらあと半分欲しい。」ｷﾗｷﾗ




『...まさか博士がこんなに食べるとは....
冷凍出来るように多めに作ったんですが
無くなっちゃいますよ？』ｶﾁｬｯ




ガスター「...ところでA君、
君はこの後どうするんだい？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ




ガスターは、カレーライスを口に運びながら
そう質問した。



『誰にも見つからない場所に
連れていって欲しいです。』ｶﾁｬｶﾁｬ




片付けをしながらそう淡々と告げたAに

ガスターは食べていたカレーライスのスプーンを

ソッとテーブルに置いて彼女を見つめた。




ガスター「...もしかして今日行くのかい？
まだどの世界にも実害は出ていないんだし
もう少し後でも..」



『いえ、このままズルズルとしていたら
覚悟がブレてしまいます、お願いできますか？』




ガスター「....分かった、
君の意思を尊重しよう。」




『...ありがとうございます。』





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜地下世界〜





『あれ....ここ、..確か、
コアがあった場所ですよね？』




ガスター「そうそう、
私が身を投げたって噂の場所だよ！」ﾆｺｯ



『...いやいや、
ここが噂の観光スポット！
みたいに言われても困りますよ』




ガスターが連れてきたのは、

かつて自分が身を投げたコアの場所だった。



現在ではコアは活動を停止している為

辺りは暗闇に包まれている。




『...あ、もし博士が
サンズさん達に疑われたらすみません。
書き置きをしたくても私英語書けなくて..』



ガスター「別に構わないよ、
しつこいようだけど、
思念体化の件はやはりダメかな？」




『...私と言う存在そのものが居る事で
バグが無限湧きしているのなら、
確実な方法でないとﾀﾋぬ意味が無くなります』ｽｯ




Aはそう言うと

そのまま崖のふちに近寄った

底の見えない暗闇に彼女の体は震える。



『......は.....博士...』ﾌﾙﾌﾙ




ガスター「怖いよね、
やっぱり思念体化にするかい？」ﾆｺｯ




『...サンズさん家のラグマットを
リフォーム工事の時に買ってくれませんか、
心残りなんで...』ﾍﾟｺﾘ




ガスター「君凄い子だねこの状況で!?」

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