ﾀﾋぬ日が近づいたので姿をくらまそうとしたらサンズ達に捕まりました。<12>【 Undertale】

580:レッツクッキング ページ30

NO side




ガスターの能力で移動したAは、

ついて早々にカレーライスの支度を始めた。


どうやら初めからカレーが目当てだったようで、

研究室には必要な材料が揃えられていた。




『...あの、
想像出来ないので敢えて聞くんですが、
この食材は博士が買って来たんですか？』



ガスター「もちろんそうだよ？
まさか、盗んで来るはずはないだろう！」




『...って事は、
博士は買い物かご片手に
スーパーでお買い物をしたと...』


ガスター「スーパー位私も行くよ？
まあ普段は配達で事足りるから
数年に一回位だけど、
驚いたよ、地上のスーパーは広いね!
カレールーが見つけられなくて30分以上も店内を
グルグルと不毛に回ってしまってね、
おかげで全く買う必要の無かった乾電池やら
チューインガムまで買ってしまったよ！」



『...それレジ前によくあるヤツ....、

まぁ買っちゃう気持ちは分かりますよ。
レジで待ってると何となく見ちゃって、
あ、そう言えば
家のテレビのリモコンの電池どうだったかなぁ..
とか、
気分転換になるからたまにはガムもいいかも...
とかなりますよね。

でも
まんまとスーパー戦略にハマリましたね博士...』




ガスター「そうなんだよね、
少し悔しい気もするけど、ニンゲンのスーパーは
商品の配置が見事だと言わざるおえない！

まず何処のスーパーも入り口に果物を配置しているのはその香りや見た目から
胃酸を分泌させ食欲を促進し
商品を買う意欲を引き出す出す為で...」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ




『....よし、あとはよく煮込んで
ルーを入れればカレーは完成。
日本版カレーライスだから、
あとご飯炊かないと..』ｶﾁｬｶﾁｬ





ガスター「次に野菜コーナーが
また考えられている！
スーパー側も、
町の奥さん方が購入する野菜の傾向を
調べてあるのだろう。
あまり普段買わないだろう野菜を、
必要な野菜の間間に配置してある。
それも手頃な値段に設定してあると購買意欲が..」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ




『な、何と....炊飯器がある....!!!

サンズさんの家にも無かったのに、

流石は博士...
久しぶりにご飯の炊ける匂いがかげる..！』ｷﾗｷﾗ




この二人は、

こうして全く会話が噛み合わないまま

小一時間は過ぎていった





ーーーーフーーッーーーﾌﾞｸﾌﾞｸーーーー




『....いい匂い...』ｸﾝｸﾝ




ガスター「...フム、
パンとも、ヌードルとも違う匂いが
漂う私の研究室は初めてだ！」ﾆｺﾆｺ

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