ﾀﾋぬ選択肢を選ぼうとした主人公を今度はサンズ達が何がなんでも止めようと追跡してくる。<11>【 Undertale】

534:風邪と言えばコレ ページ34

NO side





ドリーム「わ!?バカ、インクちょっと!!」



ーーーーガバッーーーー



『何故毎回タックル....ブフッ』


インク「えへへー！」ギュッ



インクがAに向かって飛び付いて来たので、

ドリームは弾かれて不機嫌そうに文句を言うが、

当のインクは満足気にニコニコとしている。



サンズ「....元気だなお前等..」ため息



インク「Aちゃんってさ、
力入れたら潰れそうな位柔らかいよね！」ﾆｶｯ



『...そう思うなら
潰す勢いで抱き締めないでくれ..』ﾖﾛｯ


ドリーム「ち、ちょっとインク!!
Aちゃん苦しそうだから離れてよ！」ﾑｯ


インク「えー何でー？
もうちょいいいじゃんケチー！」ﾌﾞｰｯ


『....ﾍｸｼｭｯ!』




インク「??あれ、Aちゃんどしたの？」



サンズ「お前等そこまでだ」ﾋﾟﾝｯ



Aがくしゃみをしたのを見たサンズは、

インク達が取り合いをしている最中にも関わらず

重量操作でAをインクから引き離した。

空中に浮いたAに、
サンズは毛布をクルクルと巻き付ける。



サンズ「オイラが夕べ寝ぼけて
コイツを抱き枕にしちまったせいで冷えてんだ。
とにかく居間に連れてってスープ飲ませねぇと
このままじゃ風邪引いちまうからな。」ｽﾀｽﾀ




ドリーム「...あ、....そう言う事...?」


インク「えー大変じゃん！
何か作るなら手伝うよサンズ!」ﾀﾀﾀｯ




サンズ達の言い合いはAのくしゃみによって

中断され、皆はゾロゾロと居間に移動した。


サンズはAを居間のソファに置くと
キッチンに入ってスープの支度を始める。



サンズ「...今朝アンダインのヤツが
チキンスープ作るって言ってたな、
あれなら簡単だし風邪っ引きにはいいだろ。」
ｶﾁｬｶﾁｬｯ




インク「そしたらボクお皿出すね！」



ドリーム「...あの、ごめんねAちゃん、
ボク知らなかったから誤解しちゃって。」ｼｭﾝｯ



ドリームは、毛布にくるまっているAに
申し訳無さそうに謝った。



『..いえ、私は別に大丈夫ですよ。
それよりも会えて良かったです、
あのケンカの後、
大丈夫だったか気になってたので。』



ドリーム「もうパニックだったよ、あの後直ぐに
Aちゃんが居ないのに気がついてさ、
でも、
珍しくナイトメアも探すの手伝ってくれたんだ！」



『..え、あの帝王様が...?』



シロ「....ん...?」ﾓｿﾞｯ



『あ、おはようシロ。』ﾆｺｯ

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