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新学期の憂鬱 デッドプールside ページ4

ちょっと痛いお仕置きをしたら、カワイコチャンがぐったりしちゃった

いくら仕事とはいえ、ガキに拷問とか罪悪感パナい

デ「人違いなわけないだろ〜
写真にだってバッチリ写ってる」

証拠の写真をテーブルにぶちまけた

『…だれ
ぼくじゃ……ないんですけど』

デ「どう見てもお前だろ」

ガキは血まみれの親指を押さえて、明らかに怯えながら言った

『ぼく…首筋にホクロなんてない』

デ「ホクロ……?」

写真のガキと目の前のガキは、見分けがつかないくらい瓜二つだった

よく見ると、首筋のホクロ以外は


デ「あ…マジだ」


もしかして、俺ちゃんやらかしちゃった?

これってかなりヤバめじゃん


『…じゃ……僕……帰ります』

デ「あ、おい、ちょっと待ってて!」

『ひっ!なっなんですか!?
また痛いことするんですか!?
誰にも言わないんで、今後関わらないでいただけますか!?』

咄嗟に引き留めると、紛れもない拒絶と恐怖心が返される

俺ちゃんショック…

いや、当たり前の反応なんだけどね


デ「さっきは悪かった!
マジで人違い
俺が100パー悪い
だから、せめて手当てぐらいさせて」

『やめ、っ…
もういいですから、これ以上近づかないでくれますか』

あー、もうっ!

ターゲットミスなんてバカらしい間違いしたんだよ

俺ちゃんのクソッタレ!

しかも関係ないガキに拷問までして…

でも全部知られたからには野放しにできない

どうする!?

(仲間にしちゃえば?)

《いや、面倒だし
消すのがいい!決定》

うるさいな

特に2番目!できるわけないだろ!

《専売特許じゃん》

(確かに)

ダメだ!

こいつはそういう裏の世界とは無関係なんだし、謝って許してもらうしかないだろ

(でも、もう戻れないぜ)

《どっちにしろ、こいつを嵌めようとした奴に消されるのがオチだろ》

(いろいろ知っちゃったわけだし、案外見つかるの早いかもな)

……じゃあ俺ちゃんが守らなきゃ


デ「悪いけど、それはできない
俺は違う意味でお前から目を離すわけにはいかなくなった
たぶん、近いうちに俺を使ってアンタを嵌めようとした奴に消されるぜ」

『・・・はい?
もう、意味がわかりませんし
痛いんで早く帰って手当てしたいんですけど
厨二病もここまでくると、精神科の受診を勧めたほうがいいみたいですね』

バタンッ

とりあえず、部屋から出てったガキを保護するのが先だな

今回ばかりは、俺ちゃんヒーローになりたいとか言えないみたい

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作者名:makura | 作成日時:2019年5月27日 22時

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