今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:93,018 hit
小｜中｜大
15話 ページ15
あの日は図書室でつい居眠りをしてしまって遅れてしまった
そう
私が帰る待ち合わせの時間に遅れた2回目の日
ヤバイ！宿題とかしてたら疲れて寝ちゃってた！
でも
あの時もこれぐらいの時間だったから多少大丈夫かな…
いや！侑は部活で毎日疲れてるし頑張って走らないと！
そう思って私はあの時と同じように急いで靴箱まで走った
いた！侑だ
靴箱の近くにある壁にもたれて腕組みをしている金髪の男子生徒が見えた
「ハァッ…ハァッ…侑ごめん！」
私が声をかけると彼はゆっくりと顔をこっちに向けた
「ごめんね、ちょっと図書室で寝ちゃって…」
私が少し笑いながら謝る
私の声が聞こえているのかいないのか無言で私の方へ歩いてくる侑
パタ…パタ…
上靴の音が近づいてくる
私が少し乱れてしまった自分の髪を櫛で丁寧に溶かしていると
ピタッ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：(名前) | 作成日時：2020年5月3日 19時
