人生万事塞翁が虎2 ページ31
「死んでんじゃねェのか」
「銀時君!ついに君も入水の素晴らしさに気付いてくれたのだね!男と心中はごめんだけど!」
「誰が入水なんざするかコノヤ、ゲホゲホッ!」
水をたくさん吸ったのかむせる銀時。
『……何がどうなったらこんな穏やかな川で溺れるワケ』
「……はい、回想シーン入りまーす」
「誰に言ってんだてめェ」
☆―――――☆―――――☆
窓から銀時と神威が飛び出した直後、空中にて。
「ギントキ〜〜遊ぼ〜〜」
「あ?てめーの遊びって殺し合いだろうが、やらねーよ」
「俺は強い奴と戦いたいだけだよ……でもここ最近平和な依頼しか来ないし、今回のだって……」
ぶつぶつと愚痴を呟きながら拳を振り上げ、突っ込んでくる神威。
銀時はそれを避け、木刀を抜く。もつれあっている内に、河原で乱闘が始まってしまった。
暫く交戦が続いて
「何してるんですか?楽しそうですね。ぜひ私も混ぜてください」
「……しょ、松陽……」
にこにこ顔の松陽が立っていた。
「おや、1人逃げちゃいましたか」
「ん?……あ、神威ィィィ!」
「どこ行くんですか、銀時。私も混ぜて欲しいと言ったでしょう?」
「いや、その……」
☆―――――☆―――――☆
『で、問答無用で殴られてこうなったと?』
「ったく、松陽は手加減ってモンを知らねーのかよ」
「てめェのような輩に手加減なんざ必要ねェだろ」
「やんのかテメェ!」
銀時と高杉が睨み合っていると、川の反対側から国木田の声がした。
「そうだ、良いことを思いついた、彼に奢ってもらおう」
「はぁ!?何を勝手なことを言っているんだ太宰!」
「太宰?」
「私の名だよ……私の名は太宰……太宰おs」
『あーあ、銀時びしょ濡れじゃん。着替えてきたら?』
「いや、国木田が奢ってくれるんだろ、俺もたかりに行く」
「被せないでくれるかな!?」
『私、櫻木A。こっちは銀時と晋助。よろしくね』
「無視しないで!?」
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風寧 - Юрияさん» ありがとうございます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年6月15日 20時) (レス) id: 20b2ea3bbd (このIDを非表示/違反報告)
Юрия(プロフ) - どっちも大好きなアニメで読んでいて、とてもニヤニヤしてしました!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年6月15日 17時) (レス) id: f4565d370d (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - 筑最さん» ありがとうございます!多そうで意外と少ない(?)組み合わせだと思ったので合体させちゃいました笑 更新頑張ります! (2019年6月11日 21時) (レス) id: 7e3874af1e (このIDを非表示/違反報告)
筑最(プロフ) - うわー好きなやつが合体しちゃったよー嬉し過ぎて泣きそうだよーこれからも頑張って下さい。 (2019年6月11日 0時) (レス) id: 27d7716bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風寧 | 作成日時:2019年5月26日 0時