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入社試験2 ページ26

『……何か来る』


前方を歩くAがピタリと足を止めた。

高杉が刀の柄に手をかけ、Aの前に出る。


地面が揺れた。


木々を薙ぎ倒し姿を現したのは____鬼。


「下がってろ」


高杉が刀を抜いて駆けた。そして、地面を蹴る。重力を無視して浮き上がる身体。


式神は飛べるのである(新設定)


刀が鬼の身体を斜めに斬り裂いた。


何食わぬ顔で華麗に着地する高杉。鬼は倒れ、光を散らして消えた。


『誰かの式神ではなく、普通の悪鬼だったようですね。札が残らない』

「あァ……だが、1匹だけでもなかったようだぜ」


四方を鬼に囲まれていた。


「これは……随分大家族だねぇ」

「太宰てめェ……何の役にも立ってねェだろ。死にたいなら行けよ、囮くらいにはならァ」

「痛いのは嫌いだ。暗くなる前に片付けてくれたまえ」

「チッ……A、できたか」


先刻からAは、木の枝を使って地面に五芒星を描いていた。


「えーっとAちゃん?私を中心に描いているように見えるのだけど……」

『今からここに鬼を引き寄せて倒します』

「早く言って!」


太宰が飛び上がって星の外に出る。


『晋助、時間稼ぎお願いね』

「あァ」


Aは五芒星の中心に立ち、高杉に笑いかける。


「心配じゃないのかい?」

「この程度の奴ら相手にAが負けるかよ。俺ァ詠唱が終わるまで鬼共を止めるだけだ。

俺1人でも倒せるが……てめェら、Aの力を試したいんだろ」


バレてた。


「望み通り見せてやらァ」


不敵な笑みを残して、高杉は鬼に飛びかかった。


星の中に居るAに伸ばされる腕を斬る。でもとどめは刺さない。

あくまで入社試験に協力的らしい。


太宰はAを見た。彼女の身体と、描かれた星がぼんやりと金色に光っている。


『___急急如律令!』

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設定タグ:文スト , 銀魂 , 高杉晋助   
作品ジャンル:アニメ
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風寧 - Юрияさん» ありがとうございます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年6月15日 20時) (レス) id: 20b2ea3bbd (このIDを非表示/違反報告)
Юрия(プロフ) - どっちも大好きなアニメで読んでいて、とてもニヤニヤしてしました!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年6月15日 17時) (レス) id: f4565d370d (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - 筑最さん» ありがとうございます!多そうで意外と少ない(?)組み合わせだと思ったので合体させちゃいました笑 更新頑張ります! (2019年6月11日 21時) (レス) id: 7e3874af1e (このIDを非表示/違反報告)
筑最(プロフ) - うわー好きなやつが合体しちゃったよー嬉し過ぎて泣きそうだよーこれからも頑張って下さい。 (2019年6月11日 0時) (レス) id: 27d7716bc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風寧 | 作成日時:2019年5月26日 0時

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