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姉side
私はある日買い物をしに出掛けていた。
そして、私はある男女2人組が目に入ってきた。
女「も〜！ 和也くんまたここがいいの〜？」
和也「早くいこーぜ笑」
姉「またか…」
私はもう何回繰り返されたのだろう。今までは見て見ぬふりをして過ごしてきたけれど、もう今回は違う。真斗くんが「自分の気持ちは正直に伝えるべきだ。」と後押ししてくれた。
その日の夜私は和也くんを呼び出した。
和也「急に呼び出すなんてどーしたのー？」
姉「あのさ…」
私は震える手を握りしめた。
姉「また、浮気してるでしょ…」
和也「…あー見られちゃった感じ〜？」
姉「そうやって茶化さないで！！」
和也「ごめんごめん笑」
姉「それで、私考えたんだけど、私と別れて欲しい」
和也「えっ…なんで…？」
姉「なんでって！浮気ばっかりする人となんて付き合えない！もう傷つきたくないの！」
涙が頬を伝ってこぼれ落ちた。
和也「浮気は悪かった。でも、元と言えばちあきがっ！！」
姉「私がなに？？」
和也「なんでもない…俺は今でもちあきが好きだ」
姉「好きなのに浮気するの？？」
和也「ちあきが他の男の話ばっかりするから…！ (ボソッ) 俺のこと本当に好きなのか分かんなくなったんだよっ！！」
姉「なんでそう思うの…？ 私本当に和也が大好きだったんだよ？」
和也「うっ、、それでも俺はちあきに嫉妬してほしくて…他の女の子と遊んじゃったんだ…」
姉「だからって浮気は許されることじゃない！」
和也「…でも俺はまだちあきのことが好きだ！だから別れたくない！ 浮気も悪かったって言ってるだろ！なんで分かってくれないんだよ！」
バシッ
私は和也くんに頬を殴られていた。「こわい…」私は初めて和也に対して恐怖心を抱いた。
そして、恐怖から震えと涙が止まらなかった。
姉「少し考えさせて…」
そう言って私は逃げるようにその場から離れた。
全部私のせいなの？私が和也くんをあんな風にしちゃったの？
じんじん痛む頬が腫れ上がってきていた。
真斗「俺でよかったらいつでも聞くぞ」
私はふと真斗くんの声が聞こえてきた気がした。その安心する声に私はさらに涙が止まらなかった。
姉「真斗くんに会いたい…！」
私は気付いたら真斗くんに電話をしていた。
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作者名：きのこ | 作成日時：2022年10月1日 0時
