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重岡side
正直、恋って何か、なんてよく分かってへんかった。
そりゃ今までに告られたり付き合ったり。
人並みに…いやもしかしたら人並み以上かもしれへんけど。
恋愛経験はあるつもりだった。
でも人を好きになったことがあるか、恋をした事があるのかって聞かれたら即答はできやん。
そりゃまぁ俺かて健全な男やし。
可愛い子見たら可愛いって思うし、ちょっとドキドキすることもあるし、それなりにいろんな欲求やってあるわけで、それを満たしたいって思うんもまぁ、当たり前のことやん？
でもそれを好きかって聞かれたら…んー、なんかちゃうねんなぁ。
重岡大毅、16歳。今日から高校2年生。
照史「シゲおはよー」
大毅「おはよ。お前何組？」
恋を知らへん俺は新たな学年の廊下を歩きながらすれ違う友達に挨拶を交わしていった。
数分後、自称運命の恋に落ちるとは知らんと。
大毅「2組！？俺3組やわぁ、」
その運命の舞台の2年3組の教室の1歩手前。
2年2組の教室の前で1年生の頃同じクラスだった照史とガヤガヤと騒いどった。
照史「は！？え、シゲ3組！？」
大毅「せやけど…何？」
照史「うっわずるいわぁ…」
大毅「何で？」
照史「あいつも3組やねん。…A。」
眉毛をクイッと下げながら気まずそうにそう呟いた。
顔を少し赤らめて周りに聞こえないように声を潜めながら。
…中間A。
それは去年、照史の口から嫌ってほど聞いた名前で。
照史曰く…タイプど真ん中の女…らしい。
彼女、中間Aは照史が所属するラグビー部のマネージャーらしく、部活動登録の日に一目惚れした…らしい。
照史は中間Aにゾッコンで去年は幾度となく彼女の話を聞かされた。
『ほんっま可愛ええねん、あいつ。』
ただでさえ下がってる眉毛をこれでもかってくらい下げて嬉しそうな困り顔でいつも可愛い可愛い…そらもう耳にタコできてまうんちゃうかって思うくらい。
そんなに照史が可愛ええ可愛ええ言うんやったら…照史が好きな人ってどんな人なんやろ。
そんな好奇心で彼女に教科書を借りに行く、という照史に1度だけついて行ったことがあった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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れもんてぃー(プロフ) - Aさん» ありがたいお言葉...Aさんのように楽しみにしてくださる方がいたら私自身も執筆の意欲が湧きます！ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年10月19日 1時) (
レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
A - れもんてぃーさん、、、めっっっちゃ面白いです！！！本当に止まらなくて！大変かもしれませんがとってもとっても続きが見たいです！楽しみに待ってますので、更新頑張ってください！！ (2019年10月15日 22時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー(プロフ) - イエーイさん» ほんとですか？めちゃめちゃ嬉しいです、ありがとうございます(；；)頑張るので応援よろしくお願いします！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
イエーイ - ちょー良かったです！今まで読んだ中で､一番ドキドキしました♪更新これからも頑張ってください！ (2019年8月19日 17時) (レス) id: c1b6ca1cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんてぃー | 作成日時：2019年8月4日 21時
