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いきなり優しい顔を向けられ、私は一瞬こわばった。
先程とは180度違うその態度に憎悪のような闇が潜んでいるように見えて、背筋がざわざわと冷えた。
「いやはや、これは勘違いでしたか、いや、これは申し訳ございません。」
深々と頭を下げる狭間に、私はわずかながら安堵した。どうやら騙せたようだ。
「いえ!こちらこそ、早くお話していればよかったのに…すみません!」
「私も、何も知らない方に色々と言って怖がらせてしまい、大変ご迷惑をおかけ致しました。」
これマジで騙せたんじゃねえの、やったぜ。((
「後日、改めてお詫びをさせて頂きたいのですが、失礼ながらお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
待て。
ここで名乗ったら、私が卬と繋がっているのがバレる。
数分前の会話で、狭間が言った言葉を思い出したのは、本当に幸運だった。
(A様のことは、よく存じ上げております)
知られている。Aと名乗ってはいけない。
すかさず模範解答を返した。
「あの…あまり知らない人に個人情報を言うのはちょっと…。」
よく考えたらついさっき会った人に名乗る女子高生の方がおかしい。我ながらこの答え方はよく思いついたと思う。
「あぁ、そうですね。ああ、お詫びすらできないとは、なんと申しわけないことです。申しわけございません。」
「そんな、気を使ってくださらなくても…!」
「…あ、とっておきのお詫びの品が、ございます。」
暗い声。
重い空気。
突き刺す目。
私に伸びる腕。
「この写真に写っている女は、貴女様ですね?どうぞ、記念写真として差し上げます。」
震える手で受け取ったその写真には、
私の家の玄関で私と卬が並んでいる写真だった。
隠されていた手にはスタンガンが握られていたらしく、激しいショックとともに、私は気を失った。
道路に倒れたAの手から写真が離れ、風で10cmほど飛んだ。
その写真を右足で踏みつけ、狭間はうっすらと笑みを浮かべた。
「馬鹿な娘だな」
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白猫アリス(プロフ) - はじめまして!1から読ませていただきました!とにかくきょうくんのツンデレやばいもう語彙力低下しそう( ゚∀゚):∵グハッ!!更新頑張ってください! (2018年2月26日 23時) (レス) id: 7ad032ce1b (このIDを非表示/違反報告)
孤独の錬金術師×孤独の獄卒×孤独の海賊×孤独の妖怪 - おーーーーーー!!!!。 (2017年10月19日 6時) (レス) id: 507f5c40b1 (このIDを非表示/違反報告)
丸干し - ツンデレ! I love ツンデレ!! きょうくん最高!! (2016年12月15日 17時) (レス) id: ca2c405926 (このIDを非表示/違反報告)
カミツレの花(プロフ) - 更新待ってました!これからも楽しみにしていますっ(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年11月5日 23時) (レス) id: 5332a3f4a6 (このIDを非表示/違反報告)
桜雫(プロフ) - 1から読まさせていただきました!きょうくんツンデレご馳走様です!!更新カバディしながら待機してます( ºωº )!!! (2016年8月25日 2時) (レス) id: 7a00add657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/11235/
作成日時:2016年1月2日 22時