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でも本心はその気持ちとは反して
やっぱり寂しい気持ちやった
大人になった俺もこうして過去に戻って
高校時代のAと
毎日を共に過ごしてきたから
あの時と同じ寂しい気持ちやった
それはやっぱり当時も今も変わらんかった
でもAの夢を一番近くで応援したい
Aがやりたいようにさせてあげたい
だから........
廉「.......分かった
Aの行きたい道に進めばええ
俺は一番側で応援する
その代わり......」
「........その代わり？」
廉「俺の心と
あと “ 身体のケア ” は欠かさず頼むで(笑)」
「心理！カウンセラーだから
身体のケアはできませーん(笑)」
廉「じゃあ専門行かせへんからな(笑)
ちょっと早速やけど
.........身体のケアしてや♪」
「ばか廉」
こんな調子で俺らの関係も相変わらずやった
廉「頑張れよA」
「ありがとう.......廉」
.
.
.
そのあと
ばあちゃんにこの決断を報告する
って張り切ってるAに付いて
Aの家に線香を上げに行った
「おばあちゃん、あたしね、夢が決まったよ
カウンセラーになれるように頑張るね！
たくさんの人を助けたいの
........だから見守っててね？
おばあちゃん、ずっと大好きだよ」
Aの背中をずっと眺めてた
18歳のAは大人みたいにしっかりしてた
今の俺の方がずっと子どもやなと
なんだか恥ずかしくなる
「おばあちゃん、綺麗でしょ？
今でこそしわしわになっちゃったけど
若い時は本当に美人でモテモテだったんだってさ」
やっとばあちゃんの写真に目を向けた
.........え
「あたしが読書好きなのも
おばあちゃんに読書の楽しさを教わったからなの
........ねえ、廉
どうしたの？」
廉「............」
「廉？」
そのときに見たばあちゃんの写真
優しい表情でにこにこ笑っている
白髪頭のばあちゃんは
俺にこの日記帳を差し出してきた
あのばあちゃんやった
.
.
Aのばあちゃんやったんやね
Aの夢を一番喜んでくれてるんは
きっとばあちゃんや
ばあちゃん、
..........ありがとう。
俺、絶対に運命を変えます
そしてAと渚を絶対幸せにします
強い誓いを胸に
ニコニコ笑うばあちゃんの遺影に向けて
手を合わせた
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えりんぎぷ−る - 一気に読んで、たくさん泣きました！推しでもないれんれんなのに、、、www天使っていう設定がまたまた良いですね。 (2020年7月1日 22時) (
レス) id: 2200018ee9 (このIDを非表示/違反報告)
miii(プロフ) - はじめまして。一気に読みました！切なくて涙が溢れましたが、最後はとても暖かくて本当作者様の表現が素晴らしいです。おつかれさまでした。 (2020年6月3日 7時) (レス) id: 461d11f3fb (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - すみません！2019年ではなく2020年です！！ (2020年3月30日 1時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 続きです。まだまだ気になる部分は沢山ありますし、こんなにも切なくて愛おしいラブストーリーをお書きになった主様は最高な方です。ただ、一つ要望を言うとすれば、廉くんと再び巡り合うまでの出来事を読みたい。です。笑 長文失礼しました。 (2020年3月30日 1時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 続きです。玄樹くんが更に80年天使を続けたのはきっと、渚ちゃんと汐音くんの成長を見届ける事と、廉くんが天使としての仕事を全うして生まれ変わって、主人公の女の子と再び巡り合うことを見届けたかったからではないかと考えています。続きます。 (2020年3月30日 1時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美雨 - miu -
| 作成日時：2016年1月1日 17時
