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貴女side
K「…気づいてたのか」
ヘラっと笑うK
貴「だって神野さんは…私の過去を知っても
平然としていたもの
それに、ずっと私に寄り添ってくれた」
Kは優しい人だから
きっと私をほっとかなかったんだ
K「…時間がない、掴まれ」
彼の腕に触れると、まばゆい光がはしって
その後目を開くと
貴「…私…？」
病室の中には
眠り続ける私と、轟くんたち
それを私とKは窓の外から浮遊して
見ている状態
K「…今からお前をあの中に戻す
俺の力を使うが…初めてなモンだから
お前自身がどうなるか分からねーんだよ」
…まさか
貴「私を助ける方法って…
あんたの力を使うの？
それって…ダメなんじゃ…」
人の命を直接助けることはタブーだと
彼は言っていた
K「…お前の心臓の鼓動が遅くなってきた
時間がない、始めよう」
構わず眠る私の元へ進むK
貴「待ってよ！そんなことしたらKは__」
どうやら私とKは轟くんたちには
見えていないらしい
窓をすり抜けて病室に入る
K「今が__5月1日
悪いな、待ってもらって
俺の力が1番強くなるのは…新月の夜
お前は…良く耐えたよ、零蘭A」
デジタル時計は5月1日を指していて
私の心臓は…まだ動いていた
貴「私…まだ生きてるの…？」
眠る私に手を当てるK
K「思うに…この国の人間の願いだと思う
お前は気づいていなかっただろうが
お前に生きて欲しいと願う奴らは
ヒーローだけじゃないぞ
この国の国民全員が…願ってた
その気持ちがエネルギーになって
お前をどこかで支えてたんだ
そしてお前自身も…生きたいと願い続けた
お前は…お前自身の未来を変えたんだ、零蘭
最後に良いものを見たよ、ありがとうな」
Kの手から、寝てる私に何かが移って行く
私が助かるための代償の１つ目は『個性』
２つ目は…
貴「待ってよ…K
なんで…」
少しずつ薄くなっていくK
Kは…私が助かる選択をさせるために
自分が犠牲になることを言わなかったんだ
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kamakura(プロフ) - 感動ストーリーの域じゃないっすよ？！←褒めてます。めちゃくちゃ泣きましたもん。やっばかったです……ありがとうございます！！ (2022年7月28日 17時) (
レス) @page34 id: c5075f2fef (このIDを非表示/違反報告)
白霧 - 普通の女の子になりたかった。の方から続けてまとめて読ませていただいたのですがもうほんとすごくて……。Kのところめちゃくちゃ泣きました。 (2021年10月6日 17時) (レス) @page34 id: e728b470e2 (このIDを非表示/違反報告)
星雲1234 - タオル一枚、無駄にまりました。・・・・・ (2020年5月29日 10時) (レス) id: 419f5d1b3e (このIDを非表示/違反報告)
星雲1234 - まじで、泣いた。目が崩壊するほど、泣きました (2020年5月29日 10時) (レス) id: 419f5d1b3e (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - 愁さん» 最後までご愛読ありがとうございました！よろしければ他の作品も見てあげて下さい(^○^) (2020年1月12日 21時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mona
x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 19時
