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轟side
翌日は休みをもらって
Aの元へ会いに行く
病室に行くと彼女はいなくて
看護師に聞くと、検診に行っているらしい
仕方がないので棚に飾る花を新しいのに
入れ替えて待つことにした
轟「…これ」
目に付いたのは、机の上の1枚の紙
あまり読むべきものではねェと思ったが
手に取ってしまった
『焦凍さんへ
これを読むことが無いと願っていますが
もし貴方が読んでいる時は
もう私は死んでいるのでしょう
私から貴方にお願いしたいことが
いくつかあります
1つ目は』
ここで止まっている
その時、ドアが開いて
彼女が戻って来た
急いで元の位置に手紙を戻すが
バレないはずもなく
貴「そんな焦らなくても…別に怒らないし」
軽く笑って置いた手紙を手にとるA
轟「…考えてなかった、遺書なんて」
貴「うん、私も今日まで考えてなかった
けどよく考えたら
書いとかなきゃダメだよねって思って」
それが『必要ねえだろ』なんて
無責任な事は言えなかった
1番辛いのは間違いなくAだからだ
彼女は俺らに迷惑かけないように
自分からそういう事をしている
貴「焦凍くんの顔みたら
何書こうとしてたか忘れちゃった！」
くしゃっと丸め投げられたその手紙は
見事に数メートル先のゴミ箱に入る
貴「…このままいけばね
やっぱり5月に入るまでは生きられないって
言われちゃった」
ポスっとベッドに腰掛けるA
光に透かしたその手はいつになく青白い
轟「…アテナは
未来を変える力を持っている、と
俺は思ってる
だから…大丈夫だ」
隣に座って彼女の髪に触れる
貴「昔、サーにも言われた…けど
結局分からなかったな
わたしのどこにそんなチカラがあったのか」
彼女はどこか遠い場所を見ているような
そんな顔をしていた
そこから数日彼女の元を訪れられたが
その後に俺はヴィランのテロ掃討作戦に呼ばれ
彼女の元から離れざるを得なかった
もちろん俺は断ろうとしたが
Aが許してはくれなかった
そして作戦決行日…30日の明け方だ
病院から
彼女の容態が急変したと連絡を受けたのは
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kamakura(プロフ) - 感動ストーリーの域じゃないっすよ？！←褒めてます。めちゃくちゃ泣きましたもん。やっばかったです……ありがとうございます！！ (2022年7月28日 17時) (
レス) @page34 id: c5075f2fef (このIDを非表示/違反報告)
白霧 - 普通の女の子になりたかった。の方から続けてまとめて読ませていただいたのですがもうほんとすごくて……。Kのところめちゃくちゃ泣きました。 (2021年10月6日 17時) (レス) @page34 id: e728b470e2 (このIDを非表示/違反報告)
星雲1234 - タオル一枚、無駄にまりました。・・・・・ (2020年5月29日 10時) (レス) id: 419f5d1b3e (このIDを非表示/違反報告)
星雲1234 - まじで、泣いた。目が崩壊するほど、泣きました (2020年5月29日 10時) (レス) id: 419f5d1b3e (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - 愁さん» 最後までご愛読ありがとうございました！よろしければ他の作品も見てあげて下さい(^○^) (2020年1月12日 21時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mona
x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 19時
