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緑谷side
その日の夜
僕ら3人は彼女の元を訪れた
看護師さんには就寝時間だって怒られたけど
かっちゃんの威圧感には敵わなかった
彼女の病室はいわゆるVIPルームで
病棟の奥にある
かなり遠い場所で、数分歩いて到着した
爆豪「…たく、いちいち遠いんだよクソが」
麗日「しゃあないやん！
Aが決めたわけじゃないんやし…」
前の2人が言い合いをしてると
目の前で扉が開いた
貴「やっぱり…いた
話し声きこえたから」
ニコッと笑う零蘭さん
爆豪「まだ寝てなかったんか、はよ寝ろ」
貴「寝てたら起こすクセに」
相変わらずこの2人は仲がいい
部屋に入ってソファーに通される
病室…ってより、ホテルだ
貴「今日も事件大変だったみたいね
テレビで観てたよ、3人の活躍
お疲れ様^ ^」
麗日「え、あ、ありがとう…」
僕らでもわかるほどに
彼女には泣いた跡があった
爆豪「…今日の動画、何のつもりだ」
かっちゃんが口を開く
僕らに紅茶を淹れている零蘭さん
視線はカップに注がれたまま答える
貴「…思った事を言っただけ
国民がいつまでもアテナに頼ってる状況は
変えなければいけない
生きていたって死んでいたって
もう私はヒーローとしては活動出来ないから
彼らに…貴方たちを見て欲しかった
彼らの目の前に立っているのは
もう『私』では無いと、気づいて欲しかった」
コトリと紅茶を乗せたトレーをテーブルに置く
爆豪「…余計なことしやがって」
麗日「ちょ、
爆豪くんその言い方は『うるせぇ』」
爆豪「ンなもん…テメェが言わなくたって
俺がやってやる
俺がNo.1になって…バカな国民どもに
知らしめてやる
あのスカした女の出る幕はねえってな
だからテメェはもう
他のヤツのことなんか考えんな
わざわざ自分が苦しむ選択してんじゃねえ
テメェが今1番やるべき事は…
生きる事だろうが」
それがかっちゃんなりの優しい言葉だと
彼女も分かっていた
貴「…それを聞いて安心した
ありがとうね、みんな」
彼女の目が少し潤んでいたのに
僕らは気づかないふりをしていた
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kamakura(プロフ) - 感動ストーリーの域じゃないっすよ？！←褒めてます。めちゃくちゃ泣きましたもん。やっばかったです……ありがとうございます！！ (2022年7月28日 17時) (
レス) @page34 id: c5075f2fef (このIDを非表示/違反報告)
白霧 - 普通の女の子になりたかった。の方から続けてまとめて読ませていただいたのですがもうほんとすごくて……。Kのところめちゃくちゃ泣きました。 (2021年10月6日 17時) (レス) @page34 id: e728b470e2 (このIDを非表示/違反報告)
星雲1234 - タオル一枚、無駄にまりました。・・・・・ (2020年5月29日 10時) (レス) id: 419f5d1b3e (このIDを非表示/違反報告)
星雲1234 - まじで、泣いた。目が崩壊するほど、泣きました (2020年5月29日 10時) (レス) id: 419f5d1b3e (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - 愁さん» 最後までご愛読ありがとうございました！よろしければ他の作品も見てあげて下さい(^○^) (2020年1月12日 21時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mona
x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 19時
