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memory 6 ページ7

爆豪side



コイツの顔はキョトンとする


貴「私のこと…知ってるの?」


爆豪「あ?何言ってんだ

先週ここで会っただろうが



あと…お前、名前は」



寝ぼけてんのかコイツ




しばらくして口を開く

それもすげぇ寂しそうに笑って



貴「…A。陽向A」



聞いたことねぇな


制服のデザイン的に…経営科





貴「あなたは…ヒーロー科なんだね」



爆豪「あ?…テメェ俺の事知らねぇのか」



この前も気になっていた


『名乗れ』って

自意識過剰とかじゃねぇが

雄英の1年なら俺の名前と顔は知ってるハズだ
選手宣誓も…優勝も俺だった



テレビでも特集があった

知らねぇ確率の方が明らかに低い




貴「うん、知らない


…名前聞いてみてもいいかな」



遠慮がちに言う陽向

何だコイツ、変わってんな



爆豪「…爆豪。A組だ」


別に名前まで言う必要はねぇ



貴「へぇ…やっぱり聞いたことないや」

残念そうに笑う陽向



本当にどんな時でも笑ってやがる


爆豪「…テメェはいつもここにいるんか」



貴「ん?あぁうん大体お昼はね

放課後はピアノ弾きに音楽室とか…」



ピアノ、と言われても納得する雰囲気の奴だ
別に何の違和感も驚きもねぇ



爆豪「…じゃあ明日も昼、ここに来る」



試しに屋上で寝っ転がってみたら
案外すげぇ心地よくて


俺も気に入っちまった


それに…
コイツのことをもう少し知りたいと思った



貴「そっか…」



そんな俺とは裏腹に沈んだ表情を浮かべる


爆豪「…嫌なら別にこねぇよ」


貴「違う、全然良いけど…



…なんて言ったら良いかわからないや

じゃあね、ばくごーくん」



彼女は松葉杖をついて

俺の方を振り返ることなく降りて行った

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Mona(プロフ) - りんさん» 返信が遅くなってしまい、大変申し訳ありません!!本当に読んでいただけて嬉しいです、他にも2作品更新しておりますのでよろしければまたぜひ読んで頂けると嬉しいです! (2019年10月4日 23時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - とても感動しました!!こんな素晴らしい神作品を作っていただきありがとうございます!!!! (2019年4月7日 10時) (レス) id: a8dea294c9 (このIDを非表示/違反報告)
mona(プロフ) - そらうさん» ええ嬉しいです!そんな小説家なんてとんでもない(^_^;)他の作品も是非読んでいただけると嬉しいです(^^) (2019年4月5日 23時) (レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
そらう - …ファンになってもいいですか?ストーリーがとても上手に繋がっていて、内容も感動で……将来は小説家さんか何かですかね!?こんな素晴らしい作品を見逃していたなんて……。゚(゚´Д`゚)゚。 (2019年4月4日 22時) (レス) id: 66c4d0e85a (このIDを非表示/違反報告)
mona(プロフ) - 低反発まくらさん» ありがとうございます!他の2作品もよろしくお願いします(^^) (2018年11月11日 13時) (レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mona x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=academia1st  
作成日時:2018年10月12日 23時

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